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なぜ私はコカ・コーラゼロを愛飲するのか

 はじめに言っておくが、大した意味はない。飲むことによって何か得があるわけではない。

 私は毎日コカ・コーラゼロを飲む。普通のではなくゼロの方だ。毎月自宅にコカ・コーラゼロ1.5L✕6本が二箱届く。計12本だ。しかし過剰になることはない。つまりそれだけの量飲んでいるということだ。ちなみに普通のコーラは全く飲まない。

 なぜ好きなのか、という問いには味が美味しいことが第一にあげられるだろう。ゼロじゃない方と比べると甘さのキレが良い。飲んだ後にずっと口に残るようなものではなくサッといなくなるような甘さ。この奥ゆかしい味は、さながら伊達巻を彷彿とさせる。甘すぎずでも仄かに感じる甘さ。おそらく人工甘味料でしか出せないこの味が一番気に入っている。

 さらに手軽さ、永続性の高さも選ぶ理由の一つだ。今日日コカ・コーラをおいていないコンビニはないだろう。コカ・コーラゼロをおいていないコンビニもなかなかない。世界で一番売れているのだから、今後も商品棚に並び続けるだろう。だからこそ、どこでも買えるし今後も買い続けられる。これが選ぶ理由だ。

 ここまで述べてコカ・コーラゼロの良さがわかったと思う。だがこれでも理解できない輩がいるようだ。「人工甘味料は体に悪いらしい」「コカ・コーラゼロを飲むのはコカ・コーラを飲んで太りたくないからという無駄な努力のためだ」「ゼロカロリーって厳密には0じゃないんでしょ」という意見を必ずみんな考えるだろう。私はこの説を破壊したい。

 緑茶や紅茶を飲む人はなぜ飲むのか。味が美味しいからだ。じゃあ私はなぜコカ・コーラを飲むのか。人工甘味料とコーラの味の組み合わせが美味しいからだ。普通のコカ・コーラは飲んで良いと言われても味が好きではないので飲まない。そもそも体に悪いという定義が曖昧だが、体に100%健康な食べ物なんてない中で人工甘味料を敵のように扱うのは腹立たしい。ゼロカロリーは確かに100mlあたり5kcal以下なら表示は0kcalだが、そんな事はどうでもいい。コーヒーに砂糖を入れるのと何も変わらん。

 論破がしたいわけじゃなく、コカ・コーラゼロを飲むことを正当化したいわけではない。こういう反論しか思い浮かばないのはなぜなのだろうか。他人の嗜好にネガティブな反応を示す人間が多いのはなぜなのだろうか。好き嫌いを論破するのは不可能である。最強のカード「だって好き/嫌いだから」があるからだ。

 それよりも「なぜ自分が好き/嫌いなのか」をしっかり言える人間になるのが一番なのではないだろうか。

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