8.ミクラマチパーラー
生活の“根っこ”が生えた場所
秋田の好きな場所・こと・モノ第8弾は、由利本荘市のカフェ、ミクラマチパーラーです。この地に来たばかりで、知り合いも知っている場所もない時、初めてひとりで入ったお店です。その後仕事に就くまで、わたしの貴重な通う場所になっていました。午前中バスで図書館に行き本を借り、このカフェで読んで家に帰るというのがお気に入りのパターンでした。毎日自由に過ごして良いとなると逆に不自由なもので、ささやかでもルーティンが必要になるものですね。通っていると店主さんが顔を覚えてくれ、ちょっとだけあいさつしたり言葉を交わすようになった時、この土地での生活の“根っこ”が生え始めたような気がしました。
使い勝手がよい
由利本荘市ではなかなかひとりで時間を過ごせる場所がないなぁと感じるのですが、このカフェはひとりでも訪れやすく居心地のよい場所です。もちろんお友達と来てもゆっくり過ごせます。パンケーキが看板商品ですが、ランチも食べられますし、パイやシナモンロール等の軽めのスイーツもあります。つまり、とっても使い勝手が良いのです。わたし自身、ひとりでのんびり過ごしたり、同僚や友達とおしゃべりしたり、夫と休日お茶しにきたり…様々なシーンに合う場所なのであります。
おすすめは本棚
店内に大きな本棚スペースがあって、手持ちの本がない時は閲覧させてもらっています。ここの本のラインナップは店主さんの趣味が垣間見えて面白い。アニメ、漫画、映画、音楽…わたしは『時をかける少女』『サマーウォーズ 』等を手がけた細田守監督が大好きなのですが、アニメ映画関連の雑誌が充実していてついつい読んでしまいます。絵本もたくさんあるので親子で楽しめそうです。訪れた際はぜひ本棚も見ていただきたいです。
(2021年春に秋田県から岩手県に移住します。しかし、この地を捨てて出て行くと思われたくない!という葛藤があり、好きな場所・こと・モノを書き溜めています。)
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