わかったつもりに、なるべからず。
最近、あるものを読んでいて感じたことがあったので書いてみたいと思います。
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自分が若かった頃、ものごとを『わかったつもりにはならないように気をつけよう』と思っていたつもりだったけれど、
でも今振り返ると、それはまだまだ、まったく傲慢で『わかったつもりになっていたことをわかっていなかったんだなぁ』ということがわかる。←ややこしい。
たとえば自分が未婚の時に、結婚して主婦の人はきっとこんな風に思ってこうしているんだろうなとか、子育て中のお母さんはこう思ってこういうことをするんだろうなとか。あの子育てはまずいんじゃないかとか。
あの上司の家族は、きっとこんな感じで、その上司のことをこんなふうに思ってるんだろうなとか。
その他いろいろ…。
そしてこんなふうに思ったりしました。
『それなら〇〇すればいいのに。なんで△△するんだろう…。わたしなら◇◇するのにな。』
などと、今思えば本当に赤面ものの、わかったつもりになっていたのだということに、たびたび気づくことがあります。
あたりまえですが、やはり実際にその立場や年齢になってみないとわからないことが本当にたくさんあります。もちろん今も、これからも。
若いということは様々な面で経験不足は否めないし、それを十分認識して、わかったような振舞いや言動は慎むべきだったんだと今さらですが気づいております。
そして今のわたしも、もっと人生の先輩からみれば、まだまだ発展途上です。
以前、母の教えを書きましたが↓↓↓
『本人がそれを言うか言わないかだけで、誰にでも苦労や悩みはあるものなのだ』と。
つまり、わざわざそれを言わないだけで、そのひとが苦労知らずに呑気に生きてきたとは限らない。
その人が何の努力や苦労もせずに生きてきたわけではないのだ。
他人にはみえないところでどれほどの努力を重ねてきたのかはわからない。
それを知らずに他人が批評したり非難することは愚の骨頂であり、傲慢である。
やはり他の人のことは、自分には見えないことや知らないことの方が多いのだから、それを常に心に留め、自分本位で、ものごとを捉えすぎないように気をつけたいとあらためて思いました。
そして、これからも。
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