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ひとりごと

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2024年9月の記事一覧

勝手に背負う系の私たち

勝手に背負う系の私たち

キャロットケーキ、カフェラテ。室内から流れる音楽。スマホ。本は忘れた。この順番に気を移していく。キャロットケーキに戻る。

こだわりのあるカフェのマスターの、こだわりのある飲みもののつくり方の指導が耳に入ってくる。

はい、なるほど、そうなんですか?マスターの横にいる店員さんの相槌も耳に入ってくる。

やけに体積を占めてくる、静かなピアノ音楽。

私は短く髪を切り揃えた、彼女がそれを揺らしながら戻

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不貞腐れたり

不貞腐れたり

できるだけポップな人生でいたいと思っている。いたいと思うというか、そういうものにただ憧れているだけというか、できるとかできないでなくそういうものを理想に掲げて、置いている。それはほかでもなく私がひとつひとつのものごとをいつだって、この世の終わりみたいに哀しく捉える性格だからだ。一番離れたところから、そこを目指しているというだけだ。

最近東京ラブストーリーを見ている。映像をずっと目で追い続けると必

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よかっ

よかっ

日記

気が早くてツボミでいられずに、ひらいてしまったユリの花粉を取り除く。ここではだれもおしべなんて言わない。つまむと、簡単にぷちっととれる。真ん中にめしべがある。白と透明の間みたいな色をした、真っ直ぐなめしべ。ユリのめしべはほかの花のその部分よりも分かりやすく性的だ。より殖えていくのだという意志をもった見た目をしてる。嫌いじゃない。正直なのだ。暖かい気温を感じると開放的になってしまうのは、花も

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なんにでもなれる日記

なんにでもなれる日記

(図書館にて脳のなかの幽霊という本を読んだ。)

私の手は私の手である。でも、私の手は私の手であると、私がわかっているのではなく、脳がそうだよと信号を出している。私が脳を錯覚させるように振る舞うと、脳は結構簡単に、鏡にうつった違う手や、場合によってはテーブルでさえも私の手だと勘違いするらしい。私と脳は別なのかな。そんな簡単に勘違いするのであれば、私の身体が私であるという意識を(私という身体をうごか

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叔父

※ただの叔父の紹介話。

私は叔父と仲が良い。仲が良いというか、似ていて、相性がいいというのだろうか、波長が合うというのだろうか、とにかく、血が繋がっていないが、一緒にいるときは小さい頃からなんとなく居心地が良い。

叔父は私の住む家から約20分くらい車で行ったところに住んでいて、無口で、海が好きで、ダンプ乗りの還暦である。
私たちはいとこがハワイで結婚式をあげたときは(当時私は高校3年生)、アラ

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