中国家庭料理図鑑
何が起こったのか分からないが、このところ月1ペースで中国出張に行っている。
今回のメインも蘇州。
いつもの工場のいつものお姉さまが、なんと手料理をプレゼントしてくださった。
休日にもかかわらず出勤してくださった姉御。
一緒に仕事をしながら、不意に飛んできた質問。
「牛肉は好きか?」
※Google翻訳を駆使して質問してくれた。
「我喜欢牛肉」
文法的に正しいのか怪しい中国語で返すと、
「今日牛肉をご馳走してあげる」
とのお返事が…。
お昼休憩時、笑顔で持ってきてくれたのは、ジップロックに入った肉塊とナイフだった。
昼食は姉御含む数名で近所の牛肉面のお店へ。
肉塊は手付かずのままである。
夕食は合流した先輩の爺と、工場総経理とともに、ラーメン屋へ。
ここで中国の寛容さに救われた。
なんと、肉塊の持ち込みをOKしてくれたのである。
カットしてお皿に盛りつけてくれた。
感謝してもしきれない。
そんな逸品がこちらである。
温めずにそのままでいただいたが、柔らかくて絶品だった。
濃いめの味付けで、酒のつまみにおすすめ。
店で出してお金取れるレベルな気がする。
ひよっこの日本人に、こんな手料理をふるまってくれる中国のお姉さま。
中国を訪れるたびに、日本人よりよっぽど人間出来てるなーと感じる、今日この頃。
職場のおじさんずは中国に対する嫌悪を語ってくるが、あなたたちのほうがよほど腐ってるよ、と全力で叫びたい。