ゼロから始める自然栽培で家庭菜園日記 プランター編
今年の梅雨時期に作ったプランターの野菜達は惨敗…。
大豆→鞘は付けたが、種が太らないまま立ち枯れ。
トマト→青枯病なのか、苗が育たないし葉が萎れて元気ない。
元気ない割に、涼しくなってから小さな花が咲き、小さな実が出来てたのを最近見つけて感動した。
既に1個うちの赤子にむしり取られてるので、残り2個は死守せねば。
唯一元気に収穫まで漕ぎ着けたのが、落花生。
道の駅でセールで買った100円の苗は、スクスク育ってちゃんと実をつけてくれた。
市販の苗は、肥料とか使って育てられているから、どうかなーと思ってたけど、1番元気だった。
品種はわからないけど、立派な落花生を5つほど来年の種として保管しました。
夏プランターの考えられる敗因は
①腐葉土や草などを土に漉き込んだこと。
→土の中に有機物を入れると、それが腐敗する時に窒素ガスが発生、土の中が酸欠状態になりがち。
すると、好気性球菌が活躍できず、菌からの栄養供給が乏しくなったり、病気や虫に対する防衛本能スイッチが活性化しない。
栄養失調で免疫も弱いなんて、病気や虫に耐えられないわけだ。
②苗がまだ小さい時にそばに生えた雑草を引っこ抜いたこと。
→トマトの根が絡まっていて、引っこ抜く時に一緒に切れた。
その傷口から、青枯病の菌が入ったんじゃないかなー。
③根詰まり
→黒土をベースに腐葉土ともみ殻くん炭、鹿沼土をほんの少し混ぜ込んだ土を使用した。
団粒構造ではないただの土だから、水をあげるたびに土が締まって、土中の酸欠を招いただけでなく、根が張りにくかったんだと思われる。
①③の対策↓
プランターの中の構造を変える。
基本は、根詰まりしないように赤玉土に鹿沼土を少し混ぜたもの。
有機物は混ぜ込まない。
種が土と密着できるように、種を蒔く上層5センチほどは黒土。
種を蒔いた後、うっすら黒土をかけて、その上に腐葉土を。
腐葉土の厚さは、蒔く種により変える。
基本的に種の厚みの2.5倍程覆土らしいので、例えばほうれん草なら1センチ強くらい?
蒔いて腐葉土の布団をかけた上から、素手でぎゅーっと押して土と種を密着させる。
その時に、種に声を掛けることも忘れません。
腐葉土で土の表面を覆うことで、雑草が生えにくくなるし、水やり後土の表面が乾燥してパリパリにひび割れすることも防げる。
このひび割れるときに、根も切れたりするから、土の表面は枯れ草や腐葉土、マルチなど何かで覆う方が良いです。
自然栽培のお手本は、森の営み。
プランターが、山深い森のように…見えたり見えなかったり。
②の対策↓
苗のすぐ側に生えてきた雑草は、抜かずに地際で切る。
これで苗の根が傷付かないし、雑草の根と共生している微生物の力も土に加わる。
肥料をあげない栽培方法の場合、いかに土の中の微生物を活性化するかに生死がかかっています。
雑草毎に根と共生する微生物は異なるので、自然栽培畑には雑草の多様性が大切。
多様性があれば、植物の本来持つ生きる力をたくさん引き出すことができます。
エンドファイト、というやつです。
でも、だからといって株近くに生えた雑草を放置すると、雑草の根っこが苗の根が大きくなるのを邪魔してしまうことがある。
それで、地際で切る。が最善かなと思いました。
苗がしっかり育ったら、根も育っているので抜いても大丈夫らしいです。
その改善策を踏まえて、日本ほうれん草と花芯白菜のプランターを作りました。
固定種の種を、野口のタネからお取り寄せして。
発芽までは、今のところ順調!
しかし、4粒づつ円状に白菜撒いたはずなのに、何故たくさん芽が出てる??老眼か…
これからが楽しみ。