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草の葉。

アメリカの詩人
ホイットマンの詩集。

今朝の朝学は
その古臭い
黄色い表紙を広げ
震える手で
押さえながら
地域の小さな
おじいちゃまが
一生懸命
読み上げてくれた

「今から後に私は
幸運を求めない
この私自身が
幸運なのだ」

「今から後に私は
こっそり話などはしない

(略)
家の内での愚痴や
知ったかぶり
あら捜したらだらの
批評など飽き飽きした」

小さなおじいちゃまは
震えながら
話した

みなさんは防災用の
カバンの用意はしていますか
今はスマホスマホと
電気のない暮らしを
したことのない人が
多いです

防災用にと
家庭用充電器を
購入されたりしますが

そんなに重い物
万一の時には
気軽に持ち運び
できないばかりか
ソーラーパワーだったり
電池だったり
天候が悪ければ使えない
電池が水没してる
可能性もある

わたくしの提案ですが
書籍は如何でしょう?

今は十分に軽量化された
書籍も多く
老眼鏡が無くても
文字が拡大されてる
書籍もたくさんあります

一度読んだ内容でも
心が晴れ晴れする
一冊があるのなら
防災バックに忍ばせて
電気のない時も
空想世界にログインして
張りつめた緊張した日々を
穏やかに過ごせるように
準備すると
いいかもしれません
余計な世話になってたら
すみません
少し提案なのです

そんな防災用に
オススメ一冊を
みんなそれぞれ
すすめ合うのは
如何でしょうか?

朝学にいた
人々がざわざわした

「そういう提案は
また会議とかにしたら?」
「せっかくみんなで
集まってるから
いいじゃない?」

それぞれの
意見が飛び交う
提案した
小さなおじいちゃまが
さらに小さくなってる

冒険家のボクの
おじいちゃまが
手をあげて
起立した

「はい!
とってもいい提案です
ぜひ、やりましょう!
無理な人は
参加だけでもいい
誰かの明るいオススメを
楽しみにしましょう」

俯いていた顔をあげ
パッと明るい表情になった
小さなおじいちゃま

「ありがとう、
ありがとう」

涙目で両手を差し出し
握手した

そこにいた
みんなが誰からともなく
拍手して
応援の姿勢をみせた

ホイットマンの
「草の葉」も
オープンロード
とっても
明るいキモチで
その場にいた

心あたたまる
時間だった

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小さなおじいちゃまと
少し話した
「今日は素敵な本の紹介
ありがとうございました
楽しかったです」

「パコちゃん
ありがとうね
世界がパコちゃんを
必ず待っていますから
どうぞそのまま
成長してください
安心して勉強してください
オトナ達が地球を守ります
キミたちの世界を
広げてください」

「はい。
ありがとうございます
今日の朝学も
ブログに書きます」

「凄いですね
日々頑張ってるんですね
応援します」

短い会話だったけど
あたたかい手で
ボクと握手してくださった

とっても嬉しい気分になって
朝学を終えた
またあしたも学びたい

キミと共に
学ぼう

それじゃまた
あした


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伊藤ぱこ
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました