天国も浄土も只今。
病気は
人生の障害にはならない。
心は絶対に負けない
ボクの命と引き換えに
亡くなった母は
ボクを抱けなくて
悔しかっただろうねと
見ず知らずのひとに
何度か言われる
ボクはハッキリ応える
いいえ。
母は歓喜の中
喜んで
旅立ったでしょう
ボクを
産みたかったのです
自慢の子だと
残された日記にあります
命が尽きたこと
無念に思ってないでしょう
祈りがかなったとか
叶わないとか
一喜一憂する
母ではありません
命がけだったのです
生か死か
命尽きるまで
闘ったのです
「絶対負けない」
母はそういう人です
ボクもその意思を
受け継ぎ引き継ぎます
命と引き換えに
なるかもしれない
そのように
宣告されても
一歩も退くことなく
産むと決め
やり遂げたのです
信念の人です
努力の人です
自分の命を
無駄にはしない
そういう人です
日記に在ります
「自分だけが生きる人生は
残り50年もつかもたない
我が子に恵まれたなら
私が受け継いできた血は
先100年受け継がれる
そやって
何代も何代も受け継ぎ
引き継ぐことがある
血とは思想の事であり
親族がどうとか
くだらない話ではなく
自分より若い世代を
産み出し育てる重要性
それを指す
次の世代が
受け継ぎを
拒否することも
次の世代に
恵まれないことも
ある
自分は大きな流れの
一滴の水にしかすぎない
しかし川になって
海に流れ雨になり
また一滴になる
自然の流れは
変わらない
自分という一滴が
できる努力範囲は
たかが知れてる
しかし
その一滴が諦めず
繋がっていくから
川になる
海になる
誰もが同じ
人間としての
使命がある
使命の無い人は無い
辛く苦しい日もある
生きているからある
悲しく悔しいのは
生きている証だ
負ける日もある
しかし
あきらめない
勝つまで生き抜く
絶対に負けない
こんなに
頑張れるのも
耐えられる自分に
出会えたのも
お腹の中にいる
キミのおかげ
私は逃げない
絶対負けない
屈しない
生きている限り
世界を平和にするため
何でもする
キミの生きる
未来をつくることに
参加する
小さな誠実な心が
ひとつひとつ
丁寧に繋がれば
やがて
丈夫な繋がりになる
光の速度より早く
確実な心の繋がり
キミの心音を聴く
キミの生命を感じる
存在を感じる
会えなくても
ひとつです
親子です
どんなことがあっても
変えられない
事実です
私の命が
もし尽き果てても
まだなお
キミを守ります
なおも懲りず
あきらめず
前進あるのみ
キミは素晴らしい
意味を持って
生まれるのです
望んで産みました
そのために
失う命なら
何も惜しくありません
もうちゃんと
わかっています
キミには
たくさんの
苦難や困難が
あるでしょう
灼けた砂浜を
裸足で歩くように
凍てつく極寒の
道かもしれません
イバラの道
かもしれません
ケガも病気も事故も
災難にも
遭うのでしょう
それでも決して
負けてはいけません
あきらめてはダメです
世界中の
悲しい子らのために
キミは生まれたのです
母の私が愛をもって
産みます
キミが必要です
ひとりでも多くの
キミの仲間を助け
未来を
切り拓くのです
幸福に誰かが
してくれるのでは
ありません
自ら幸福になるのです
幸福になるためには
自分のまわりが
幸福じゃないと
幸福にはなれません
ひとりだけの
幸福は存在しないのです
地球上のすべてのひとの
命が大切です
それがキミの全てと
同じことです
キミは1人じゃない
キミの誕生は
間違いじゃない
母さんも一緒です」
気丈な母だと
日記を読んで思った
しかし
それはボクのため
必死に残してくれた
「不屈」とか
「闘争心」とか
そういうことを
母の日記で学んだ
ボクは嫌われたり
誤解されても
イジメに遭っても
無視され
疎外されても
孤独とは無縁だった
母のおかげだ
母の日記にのこる
「死んだら」
「死んだら」って
生きてるうちに
幸せになんなきゃだめよ
幸せはだれかが
与えてくれるんじゃない
自分でなるものだ
幸せにならなきゃだめだ
天国も浄土も
無い無いんだよ
天国も浄土も
今いる場所だよ
この目の前こそ
最高の
天国だし
浄土だよ
生まれ変わったら
なんて
約束しないよ
誰もがいつか
死ぬんだよ
生きてる今
いますぐ
幸せになるんだよ
生きてる今が
いまこそ意味がある
生きることは
闘いだよ
常に闘って
勝ち続けていくことだよ
勝つまで
闘えばいい
あきらめたらだめ
生きてることは
素晴らしいって
何度も何度も書いてある
かなりくどい
そして長い
ボクは母さんと
似てる
いやまて
ボクが母さんに似た
ボクの「キミ」は
母の日記から
ヒントを得た
動画に残る母は
ボクがお腹にいても
まるで少女のように
幼い
ケラケラとよく笑い
動き回る
母さん
天国も浄土もなけりゃ
いったい今は
どこにいるのかな?
生まれ変わったのでしょうね
この広い宇宙のどこかに
新たな生命は快適ですか?
苦しんだりしていますか?
母さんのことだから
また
苦しみと闘って
生きること楽しんでいますか?
どこぞの書物に
「女人は汚い」
天国や浄土は
女人じゃいけないと
書かれていました
間違ってる
ハッキリ思う
古い時代ほど
どんな国でも
女性は人間扱いされてない
酷い話です
これほどの
差別があるでしょうか?
ボク個人の哲学では
宗教というものは
人のためにあり
性別を分けたり
貧富を分けない
世界中のひとに
平等にあるもので
どんな宗教であっても
人の幸福を願い誓うものだ
さしおき
なげうつものではない
キミ自身の心を
閉ざしたり
信念を捨ててはいけない
ボク個人の思想では
人間中心
そのための世界平和
必ずすべての人が
理解し合える
戦争を絶滅させる
ひとを憎み恨むことは
我が身を滅ぼすことだ
ボクにとって
目の前のひとりは
神様や仏様より
尊貴な存在だ
それがどんな
意地悪なひとでも
出くわした意味がある
アニメやドラマで云うなら
ここに仕掛けがある
目の前の虐めっ子は
実はボクを試すために
神様や仏様が姿を変え
いや
その人の中に潜み動かし
苦難を与えてるだけかもしれない
「ほらほら、
こんな辛い事いわれたら
どうせ
へこたれて
あきらめるだろう
信念はどこにいった?」って
神様や仏様はボクをジッと
見つめて判断するつもりだ
何もかも「すてて」
こころを「とざし」
やり返したい気持ちを
耐え忍び
悔しいキモチを発条にし
絶対負けない
いまが天国
ここが浄土
ボクは幸福になる
母の願いを果たす
追伸:ゆなちゃんまた2000文字越えて
必死さ全開で書いちゃいましたが
この記事はゆなちゃんに捧げます
「戦争は無くならない」だなんて
あきらめたらダメです
ゆなちゃんは必ず世界を救う
需要なひとりです
いつもありがとう