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サザンオールスターズは、大勢で聴くとさらに楽しい

夏ですね。夏といえば、サザンオールスターズ。
物心ついた頃からの生粋のサザンファンである私は、ふるさとに帰省するかの如く、たまにサザンの曲だけ聴き続けたい時があります。
同じような方はいませんか?
そんな人に、うってつけのイベントが夏の終わりに開催されます!

第7回サザンオールスターズナイト at Boys Town Cafe

東京都内にあるレコードバーBoys Town Cafeにて、サザンオールスターズや桑田佳祐さんの曲だけを聞き続けるイベントです。
2017年の夏からスタートして、次回で7回目となります。

Boys Town Cafeは、東急目黒線の不動前駅から徒歩1分のところにある、日本でもめずらしい正真正銘の「オールジャンルリクエストバー」です。
レコードジャケットの見える入り口が目印。地下1階です。

ある日お店に行けば、プリンスの後に、フランク永井、松田聖子、ボブ・ディランが流れてもおかしくはありません。もちろんサザンや桑田さんのレコードも置いてあります。ロック、ソウル、歌謡曲まで、邦楽や洋楽を問わず、いろんな音楽が好きな方にとってはたまらないお店なのです!

■桑田佳祐さんも来店したことのあるレコードバー

Boys Town Cafeはかつて中目黒駅の近くにありました。
その当時、およそ20年前のことですが、桑田佳祐さんが音楽関係のスタッフやご家族と一緒に遊びに来たこともあるのだそうです。
桑田さんは、内山田洋とクールファイブやグレッグ・オールマンといった、ご自身のルーツとなる大好きな曲をリクエストしていかれたとのこと。
ある時、グレッグ・オールマンの「レイド・バック」というLPがお店になかったため、桑田さんは「大将、ないなら今度持ってくるよ」と言ってくれてリップサービスかと思ったら、なんと次の日にそのレコードと他にも数枚がお店に届いたという、最高なエピソードもあります。

というわけで、Boys Town Cafeでは、桑田さんが寄贈したレコードも聴くことができるのです!

■サザンをレコードバーで聞く楽しさ

そんな桑田さんにゆかりのあるお店で、2017年の夏から「サザンオールスターズナイト」という、そのまんまなタイトルで、イベントを開催させてもらうことになりました。
きっかけは、お店に行った時ことあるごとに桑田さん好きを公言していたので、「そんなに好きなら夏にサザンを聴くイベントをやらない?」と声をかけていただき、イベントの時間をつくっていただきました。
もしかしたら、お客さんは自分ひとりかもしれない?と思っていたのですが、初回からなんと数人の方にお越しいただいて、夏の終わりの楽しい時間を過ごすことができました。

今は手軽にスマホなどで音楽を聴くことができますが、あえてレコードでサザンの曲を聴くというのは、音質の厚みや温かみが感じられたり、特に70〜80年代の曲だとジャケットも含めて当時の風情も味わえるんですよね。

「サザンオールスターズナイト」は次回で7回目ですが、こんなに続いたのは、来てくださったお客さんが次の開催を楽しみにしてくれたからでした。
回を重ねるごとに、新しいお客さんもいらっしゃるようになり、前回の6回目はたいへんな盛況でした。

サザンが好きな皆さんと一緒に、サザンを聴くというのはとても楽しいです。
ライブやダンスフロアでのイベントももちろん楽しいですが、レコードバーの席に座ってテーブルやカウンターを囲んで、初めて会った人とも語りながら、ゆったりと音を楽しめるのがこのイベントの魅力のひとつです。

フロア中央のテーブルには、サザンのレコード、CD、本、雑誌などを並べて、それらを見ながら懐かしんだり、めずらしいネタを発見したりと、思い思いに楽しめます。

■サザンファンのみなさんと、サザンを楽しみつくす!

イベントはたくさんの人に協力いただいています。
まず曲をかけてくれるDJのみなさん。いずれ劣らぬサザンファンのみなさんが、イベントのために選曲してくれています。
ムードに合わせてテンポよく曲をつないだり、ふだんスポットライトの当たらないアルバム曲やシングルB面の曲を取り上げたり、世にもめずらしい貴重なアナログレコードをかけてくれる方など、さまざまなスタイルのDJが聞けます。

回によっては、特別企画も開催しました。
「イントロクイズ芸人」であるアンチエイジ徳泉さんが出題してくださったサザンイントロカルタ!(イントロを聞いてそのジャケットの絵札を取る)

サザンのシングル56曲(2018年当時)をひと晩で全部聞いていくイベント(聴いた曲にシールを貼ってチェックしていく)

などなど、これまでもサザンづくしの企画で楽しみました。
もちろん、来てくださったお客さんのリクエストにも応えて、たくさん曲をかけていきます!

サザンや桑田さんご自身の楽曲だけでなく、サザンの曲をカバーしためずらしい音源が登場することも。
毎回、イベント終盤になると、石川秀美さんがアイドルデビュー1年目のライブのアンコールで歌った「Ya Ya(あの時代を忘れない)」が流れるのも恒例のひとつ。

イベントの最後は、桑田さんが寄贈してくれたレコードから、グレッグ・オールマンの「Queen Of Hearts」を聴きながら、ゆったりと余韻にひたりながら終わります。

5〜6時間のイベントで、だいたい70〜90曲が聴ける、とにかくサザン密度の高いイベントです。

■サザンオールスターズナイトは気軽に参加できます!

「この音楽が好き」という共通項で大勢で楽しみを共有できる場は、好きなものの楽しさをさらに倍増させてくれます。
そして、レコードバーならではの音量と高音質でサザンの音楽に包まれると、いつもよりも良い曲に思えたり、新鮮な感覚で音楽を味わうことができます。
初めて会った人たちが、サザンを通していつの間にか会話しながら楽しんでいる様子を見ると、このイベントを開催してよかったと思います。

「サザンオールスターズナイト」は、だいたい3〜4ヶ月に一回のペースで続けています。これからもサザンが好きなお客さんと一緒に楽しめる場として、継続できればと思います。
次回の開催は、2019年8月31日(土)です。
第7回サザンオールスターズナイト at Boys Town Cafe

入場無料ですので、興味がある方、ぜひぜひお気軽にご参加ください!


注)サザンナイトといっても、アラン・トゥーサンじゃありません!!


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