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60歳からパチスロ専業を目指した男の話②
第1話はこちらです⇒https://note.com/pachislot_novel/n/ndeb099c26792
第3話はこちらです⇒https://note.com/pachislot_novel/n/nb2dfc8809d81
老年期を迎え、夫婦関係は落ち着くかと思われた。
若い時から藤吉は妻との夫婦喧嘩が絶えず、家庭内不和は日常茶飯事だった。
原因はパチスロ。
月の給料の使い込み、お
60歳からパチスロ専業を目指した男の話④
第1話はこちらです⇒https://note.com/pachislot_novel/n/ndeb099c26792
前回はこちら⇒【第③話】 次回⇒【第⑤話】
被害届は出さなかったのではなく、出せなかった。
特殊詐欺事件の被害者は、羞恥の意識が作用し、被害届を出しにくい心理状態となる。
「騙された年寄りがばか」「惨めでかわいそう」など、
世間体を気にするあまり、泣き寝入りするケースも多い。
60歳からパチスロ専業を目指した男の話⑤
第1話はこちらです⇒https://note.com/pachislot_novel/n/ndeb099c26792
前回はこちら⇒【第④話】 次回⇒【第⑥話】
「は?」
聞き慣れない威圧的な言葉に藤吉は尻ごんだ。
「あ…あの…。実はわたし、お金に困ってまして…その、いつも出しているようなので…コツなどありましたら教えて頂きたいな…と…」
ひとしきり動揺を見せた藤吉はヘラヘラと笑った。
若
60歳からパチスロ専業を目指した男の話⑥
第1話はこちらです⇒https://note.com/pachislot_novel/n/ndeb099c26792
前回はこちら⇒【第⑤話】 次回⇒【最終話】
打ち子の”青年”が、軍団を率いていた”若者”の素性を語った。
どうやら軍団内では相当嫌われているらしい。
それでも、パチスロの実力は折り紙付きらしく、バイトのしない大学生や、働かないスロニートなど、
”若者”が判断する台を打つだけで日当