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コロナも私の日常3-70

70日目 4月4日(日)

1時間半かけて鎌倉まで通勤している。こんな生活をいつまで送れるかわからないというのが現状である。多分1ヶ月後くらいには鎌倉に住んでいるかもしれない。けれど、鎌倉で一人暮らしするには、あまりにも初任給が安すぎる。まあきっとたぶんなんとかなるだろうけどね。

なぜこんなに貧しいのだろう。1人の人が、みんなが、自分の国で、当たり前の生活を送っていくために必要なお金を十分にもらうことが出来ない社会って、なんだろう?最近は本当にこういうことをよく考えている。日本は、世界でも貧しい国になってきているらしい。お金だけではなく心も貧しくなってしまったら、一体この国に何が残るというのだろう。私は日本が大好きで大嫌いだから、もっとこの国が幸せな人で満ちて、もっと幸せのあふれる国になればいいなと思う。お金=幸せではないけれど、幸せになるために必要なものはお金でもある。じゃあ一体、幸せ=なんだろう?それを突き詰めるのに、あとどれだけ時間がかかるかな。

朝会社に行って、重度の発達障害の子たちとノルディックウォーキングをする午前中。ポールをもって歩くやつ。私も知らなかった。片道1時間、往復2時間。毎日10キロくらい歩いていて、もはやジムなど行く必要ないのではという感じである。笑ってしまう。これだけの距離を毎日歩くのは流石になかなかきつくて、私の右膝も悲鳴をあげている。でもまあ、いい運動だと思って毎回働いている。えらいな、わたし。

社会人1日目は、他のみんなのように研修などはなかったので、普通に歩いて普通に働いた。右も左も分からなくて、働く意義を考えてしまったよね。私だったらもっとこうするのに、私が社長だったらもっとこういう風にやるのに、とかそういう疑問を常に抱いている。こういう疑問も、会社に慣れていくうちになくなってしまうのかなあと考えると、少し悲しい。慣れって怖いからね。何事も常に疑問に思う癖はやめたくないと思っている。それをやめてしまったら、なんだか社会の奴隷のようになってしまう気がして。

それでも、毎日休まずこうして働いている人はとても偉いし、尊敬できる。私には出来るか分からない。いや、出来るつもりではある。でも、途中で逃げ出してしまいたくなるかもしれない。そんな心の葛藤を、社会で働いている皆さんは、どうやって乗り越えているのだろう?人生はあまりにも早くて、短くて、長い。修行すぎる。それでも、このわけのわからない世界で、今日も元気に歩いてます。

いわゆる「社会人」になってから、社会に対して疑問に思うことが多くなった。特に母と会話していると、次から次へと社会への不満が湧いてくる。それはもちろん、母がそういう人だからであるけれど、友人や彼女と話すと一気に現実に引き戻されるような感じがしてホッとすることもある。会社に提出する書類一つとっても、文字が小さすぎるし、書く欄は小さいし、どこに何を書けばいいのかも調べないとよくわからないし、国はなぜこんなものを堂々と作成しているのだろうと思ったりする。母は、そういう普通ならば気にも留めないようなことが気になって気になって仕方がない人なので、心底生きにくいだろうと思う。けれど、人間って本来こういうものだよなとも思うんです。自分の人生に真摯に向き合うというのは、きっとこういうことなんだろうな。そんな人が生きづらい社会は、やっぱり間違っているなと思うんです。でもやっぱり、そんな社会の中で、もがき続けるしかないのよね。がんばろ、わたしたち。

今日は、インターン時代の仲間と中目黒のばんという店でお昼から飲んでお話ししました。色々な話で盛り上がってほろ酔い。彼女の傘を落としたら先っぽが取れて壊れてしまった。これだからフライングタイガーはあかん。かわいいのに涙

ああ。今日は、雨に打たれた。

おやすみ。

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