四季報写経100社達成!何が見えたのか?
四季報写経をはじめて以来24日間で写経社数100社に到達しました。今日現在では111社です。
四季報写経とは何かについて、詳しくは四季報写経ウーマンさんの記事をご覧ください。
平たく言えば、会社四季報に記載されている上場企業の記事、数値をスプレッドシートにひたすら打ち込んでいくことです。修行です。
ちなみにこの四季報写経ウーマンさん、75日で1000社写経を達成されたという、(私を常人として比較すると)シャア専用ザクあるいはウォーズマンのような人です。偉人です。
Abemaニュースでも取り上げられています。
今日は、四季報写経100社到達時点での感想を記します。
■ まだあまり変わらない…けど
正直、「ムム、見える…見えるぞ!」みたいになにかに開眼してはいません。
自分の見る目が格段に鋭くなったとも思いません。
ただ、自分の知っていいる会社なら社名を聞くと、知らない会社の場合は事業内容&ざっくりした財務内容を見ると、おおよその時価総額は想像できるようになりました。
※あくまでも桁が違わない程度の、すごく精度の荒いものではありますが…
自分の知っていいる会社で、時価総額が想像とかけ離れている場合ももちろんあります。これは、私の認識がアップデートできていない証左であることが多いですね。
つまり「自分の知らないうちに、想像以上に成長していた」ということです。
アシックスなんかがそうでした。
■ 株主欄をよく見るようになった
私、誰が聞いても知っている大会社を写経するのも好きなのですが、よく知らない時価総額3ケタ億円以下のいわゆる小型株を写経するのが好きなんです。
特に歴史があり、流行りではないけれどしっかりした需要のある事業を行う、どちらかと言えば古いタイプの企業を写経するのが。
で、こういう会社の特徴は次のようなことが多いのです。
・財務良好(自己資本比率が高い、キャッシュリッチなどなど)
・特定株(同族など特定の大株主が長期間保有していたり、提携のために保有されている株式で、流動性が低くほとんど売買が行われない株式)が多い
・ニッチ分野で技術を持っているので、新規参入されることも少ない
そして、こういう会社の株主欄を見ると高確率で拝見するお名前があるのです。
それは、光通信です。
あの光通信、携帯電話普及期にHIT SHOPで端末を売りさばき、超ブラック企業として名を馳せたあの光通信です。
光通信はその後、営業力を生かした事業も手掛けていますが、投資も大きな事業の柱としています。
かなり多岐にわたる会社の大株主となっています。
こうした場合、村上ファンドのようなアクティビストを想像しますが、そうではなく基本的には長期投資目的で、会社と友好的な関係性を築こうとするそうです。
ごめんなさい、正直に言うと意外でした。
とはいえ先に述べたように、この手の会社は特定株が多く流動性が低いので、アクティビストが目をつけた場合には、光通信がアクティビストに相対で売却する可能性もあるのではと勘ぐってはしまいますが。
それからかつて長者番付1位だった清原達郎氏のお名前もよく見ます。
清原氏は四季報を熟読し、独自の考えでスクリーニングして投資候補を絞り、実際に投資候補の会社を訪問したうえで実際に投資されていたそうです。(咽頭がんを患ってからは訪問はされなくなったそうです)
■ 今後
いずれにしても、はじめるまでは四季報写経がこんなに楽しいとは思いませんでした。
苦行だと思っていました。
でも、修行ではありますが、楽しい修行でした。
こんな楽しいことをやめることは考えられません。だから、朝5時30分からの写経を日課として、一定のペース以上を守って続けていきましょう
また何かが見えてくるかもしれません。
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