2019/2/12:mitskiを見る。
17時半に定時ダッシュかまして、一路渋谷のWWW Xへ。
mitskiのライブ。
昨年リリースされた『Be the cowboy』はPitchforkでも年間No.1アルバムに選出されるなど、世界的にも高い評価を得ている。というか現在の若手女性SSWの中ではトップクラスのアーティストである。
彼女は、名前からも想像できる通り、日本生まれのハーフである。日本語ペラペラである。大坂なおみよりよっぽど日本人だったりする。国籍はもしかするともう日本じゃないかもだけど。Superorganismのオロノとともに、世界で本当に活躍している日本の2大女性アーティストと言っても過言ではない。
もし仕事で次のCMの案を出しても良いならば、Mitskiとオロノの共演CMを作ってみたい。超絶かっこいいやつを。
余談だけど、UndercoverがSuperorganismにフィーチャーしたシリーズを出してた。買ってないけど。
さて、ライブだけど、普通に良かった。バンド自体はまだ自体荒削りで、序盤なんかはリズム隊の音が合ってない部分も感じた。中盤以降、ベースが少し走り気味になった結果、逆にドラムとのバランスが取れてすごく良くなった印象もあり。
Mitskiのパフォーマンスは優雅さもありつつ妖艶とまではいかないまでも、キュートさと美しさが相まって、人並な言い方だけどBjorkを思い起こさせる雰囲気を感じた。そもそも彼女の歌声のクリアさは筆舌に尽くしがたいもので、久しぶりに本当に良いシンガーだな、と思う。
曲間に時折挟む日本語でのMCも可愛らしい。てか、普通にかわいくて、スター性もあって、なぜ日本人は彼女の魅力に目を向けないのか、と不思議でしょうがない。
不思議でしょうがない、っていうかまあ、そもそも日本のメディアの目が節穴すぎるのと、レコード会社のパワーが無いことが相まって、こうやってスターが見逃されていく、という構図に寒々しさを感じてしまうのも事実であったりする。
そんなことを思った三連休明け。
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