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報徳学園に超高校級の“韋駄天” 岩本聖冬生はアマチュア最高クラスの俊足だ!

2023年のドラフト戦線は既に動き出している。「プロアマ野球研究所」では。来年はもちろん再来年のドラフト候補についても積極的に取り上げていく。今回は、アマチュア全体でもトップクラスの脚力を誇る高校生外野手を紹介する。

2022年10月23日 高校野球秋季近畿大会
報徳学園11-0箕面学園
岩本聖冬生(報徳学園) 2年 外野手 172cm71kg 左投左打

リードオフマンの役割を見事に果たした報徳学園・岩本聖冬生

先日は、来年の高校生ナンバーワン捕手になる可能性の高い堀柊那を取り上げたが、同じ報徳学園の野手でもう1人楽しみな存在になりそうなのが岩本聖冬生(2年・外野手)だ。「聖冬生」と書いて「いぶき」と読む。

初めてプレーを見たのは、2019年12月に行われたタイガースカップ。関西地区の中学硬式クラブチームナンバーワンを決める大会で、出場するのは2年生が中心の新チームである。

兵庫伊丹ヤングの1番、レフトとして出場した岩本は、併殺崩れの内野ゴロで、後半少し流しながらも一塁到達タイム4.01秒をマーク。中学2年生でここまでのタイムをたたき出す選手は早々いるものではない。チームもこの大会で優勝を果たしたこともあり、岩本の名前は強く記憶に残っている。

報徳学園では、旧チームから外野の一角に定着。今年春の近畿大会でも2試合で9打数5安打と見事な成績を残した。
 
この日は2番、センターで出場。第1打席で四球を選ぶとすかさず盗塁を決め、後続のタイムリーで生還し先制のホームを踏んだ。第2打席はセカンドゴロに倒れたものの、第3打席以降は2つの四球とバントヒットを決め、5打席で4度の出塁とリードオフマンとしての役割を見事に果たした。

特筆すべきはやはりそのスピードだ。

◆注目の一塁到達タイムは…!?

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