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ドラフトの“目玉候補”ENEOS・度会隆輝に熱視線!DeNA戦にスカウト幹部を送り込んだ“5つの球団”とは…!?

10月10日、クライマックス・シリーズを週末に控えた広島とDeNAは、それぞれ地元社会人野球チームと練習試合を行った。DeNAは、横浜スタジアムのスタンドを無料開放したことで8770人ものファンが詰めかけた。多くの観客はもちろんDeNAファンだったが、球団関係者から最も熱い視線を浴びた選手は、ENEOSの度会隆輝だったことは間違いない。
 
2023年10月10日 プロ・アマ練習試合
DeNA7-5ENEOS(特別ルール)
 
度会隆輝(ENEOS) 21歳 内野手兼外野手 183cm83kg 右投左打 横浜

ENEOS・度会隆輝(※写真は10月10日の試合ではありません)

昨年の都市対抗では4本塁打を放ってMVPにあたる橋戸賞を受賞。高校卒2年目の選手がここまで華々しい活躍を見せるのは近年なかったことである。高校から社会人に進む野手はそれほど多くなく、バットが木製になって投手のレベルも一気に上がることからその大半もチーム内でレギュラーを獲得するのに苦労している。それを考えると、いかに度会の打撃センスが突出しているかがよく分かるだろう。
 
その一方で、疑問視されているのが守備面である。高校まではセカンドを守っていたが、ENEOSは内野の名手が多く在籍していることから外野にコンバートされている。プロでも内野を守れると判断されれば、さらに評価が上がることは必至だ。
 
こうした事情もあって、この日は1番、サードで出場したが、結論から言うと内野でも十分に勝負できると思わせるだけのプレーを見せてくれた。
 
シートノックからその動きに違和感はなく、実戦でも2つのサードゴロを危なげなく処理した。細かいステップやハンドリングは、鍛える余地がありそうだが、基本的なフットワークやグラブさばきは問題ないレベルに見えた。
 
そして、目立ったのがスローイングだ。腕の振りに柔らかさがあり、指のかかりも良く、一直線でファーストまで届くボールの勢いも申し分ない。DeNA一軍の内野陣と比べても、送球に関しては全く見劣りしないレベルにある。

◆今永昇太、大貫普一、伊藤大夢と対戦…伊藤からタイムリーを放つ!

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