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決定版!2023年高校生ドラフト候補「球速ランキング」を公開 トップは享栄のエース、東松快征!

10月12日に高校生と大学生のプロ志望届提出が締め切られ、今年の指名対象となる選手が出揃った。メディアの報道で「最速150キロ」などと紹介されていても、実際は、いつマークした球速なのか、はっきりわからないものも多い。そこで、プロアマ野球研究所の主任研究員・西尾典文が、現地で確認したプロ志望届提出者の最速をランキング形式で発表したい。今回は高校生編だ。

昨年のランキングでは、斉藤優汰(苫小牧中央→広島1位)と田中晴也(日本文理→ロッテ3位)の2人が150キロを超えていたが、今年は、筆者が現地で確認した限り、“大台”を突破した投手は不在だった。

そんななか、今年のランキングでトップに立ったのが東松快征(享栄)だ。2年夏に149キロをマーク。この日は本調子ではなかったことを考えると、好調時であれば150キロを超えていたというのも信憑性が高い。サウスポーで、これだけの出力がある高校生は出てこないことから、上位で指名される可能性も高いだろう。

東松に続いたのが、いずれも右投手。日当直喜(東海大菅生)や木村優人(霞ヶ浦)、早坂響(幕張総合)の3人だ。

日当は身体的なスケールが大きく、木村は完成度と変化球のレベルが高い。早坂は、本格的な投手歴がわずか1年にもかかわらず、驚くべき成長を見せてきた。彼らは、スピード以外にも大きな魅力があり、高校生の右投手でトップクラスの存在だ。総合力は木村がリードしているが、3人とも支配下での指名は十分に期待できるだろう。

145キロ以上を記録した投手は17人。世代ナンバーワンの呼び声高い前田悠伍(大阪桐蔭)や、上司指名が期待される坂井陽翔(滝川二)、今夏に急浮上した成田晴風(弘前工)と河内康介(聖カタリナ)が名を連ねている。

もちろん、スピードガンの数字だけがすべてではないが、まだまだここから伸びる可能性を秘めた選手は多い。プロの世界で、さらなるスピードボールを見せてくれることを期待したい。

◆2023年高校生ドラフト候補「球速ランキング」を一挙公開!

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