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中日 2024年ドラフト総括 金丸夢斗&吉田聖弥の両左腕、指名成功!1年目の合格ラインは…!?

支配下69人、育成54人の合計123人が指名された2024年のプロ野球ドラフト会議。各球団が指名したのは、果たしてどんな選手なのか。ドラフト候補を追いかけ続けているプロアマ野球研究所が、その特徴と将来像、1年目の合格ラインなどを徹底的に紹介したい。
 
今回は、セ・リーグで3年連続最下位の中日だ。主任研究員・西尾典文の視察成果としては支配下と育成合計6人全員のプレーを現地で確認し、7人の写真を揃えることができた。
 
<支配下指名選手一覧>
(名前の右は1年目の目安)
 
1位:金丸夢斗(関西大・投手):一軍で10勝以上
2位:吉田聖弥(西濃運輸・投手):一軍で先発として初勝利
3位:森駿太(桐光学園・三塁手):二軍で300打席
4位:石伊雄太(日本生命・捕手):一軍で50試合出場
5位:高橋幸佑(北照・投手):二軍で10試合登板
6位:有馬恵叶(聖カタリナ・投手):二軍で実戦デビュー

 
1位で4球団が競合した金丸を見事に引き当てると、2位でも社会人トップクラスの投手である吉田を指名した。チーム防御率は悪くない一方で、ベテランと外国人への依存度が高く、小笠原慎之介がメジャー移籍を目指すことを考えると、非常に理解できる指名だった。
 
下位指名の高校生投手2人も素材の良さは抜群で、「投手陣の底上げ」という意味では大成功だった。野手は、左の強打者タイプの森、社会人ナンバーワン捕手の石伊と補強ポイントにマッチした選手を獲得できており、総合的に見て12球団でトップの指名と言えるだろう。

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