桐朋・森井翔太郎、都内屈指の進学校に現れた強打者にスカウト陣が熱視線!2024年ドラフトで上位候補に浮上する可能性も
9月に入り、高校野球の秋季大会が本格化する時期となったが、「プロアマ野球研究所」は、来年以降の高校生の候補選手についても積極的に紹介していきたい。今回は、東京の進学校に現れたスケール抜群の強打者を取り上げる。
2023年9月3日 高校野球秋季東都京都大会ブロック予選
桐朋9-0新宿(8回コールド)
森井翔太郎(桐朋) 2年 遊撃手兼投手 181cm82kg 右投左打
東京都国立市にある桐朋高校。都内で屈指の進学校として知られており、政財界で活躍している卒業生が多い。2023年の合格者(現役・浪人含む)を同校のホームページによれば、東京大9人、京都大4人、早稲田大76人、慶応大60人、上智大42人と高い進学実績を誇っている。
一方、野球部は、それほど目立った成績を残しているわけではないが、そんなチームに、早くもプロのスカウト陣が注目する強打者が在籍している。それが、遊撃手兼投手の森井翔太郎だ。
小学生時代、2018年の埼玉西武ライオンズジュニアに選出された森井。高校入学直後からサードのレギュラーをつかみ、1年夏の西東京大会に出場。今年の夏は中軸を任され、3試合で9打数4安打3打点をマークし、敗れた4回戦ではドラフト候補の日当直喜(東海大菅生、3年)からヒットを放った。投手としても140キロを超えるスピードをマークしているという。
9月3日の新宿戦は3番、ショートで先発出場。本格的にショートに回ったのは、新チームとなってから。まだコンバートから日が浅く、まだ打球に対する判断に迷いが見られ、1つのエラーを記録するなど、守備面に課題が残った。
ただ、動き自体は決して悪くなく、肩の強さがある。将来的には、ショートよりもサードという印象を受けたが、ここからしっかり鍛えていけば、高校生レベルでは、ショートで十分守れるようになる可能性は高い。
圧巻だったのが、バッティングだ。1回のワンアウト二塁で迎えた第1打席では先制のタイムリーツーベースを放つと、8回の第5打席もセンターへタイムリーヒット。2安打2打点と、中軸打者の役割をしっかり果たした。
◆スカウトの気になる評価は…「今後が楽しみというレベルを超えている」
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