Hondaの“大型ショート”峯村貴希、ドラフト「指名漏れ」の雪辱なるか? 木更津総合時代から注目
“ドラフト専門家”で、野球ライターの西尾典文が主任研究員を務める「プロアマ野球研究所」は、全国のドラフト候補の情報を日々発信している。今回は、木更津総合時代から注目を集めている社会人の“大型ショート”を紹介する。
2022年6月10日 都市対抗野球南関東二次予選
Honda4-2日本通運
峯村貴希(Honda) 24歳 遊撃手 186cm87kg 右投左打 木更津総合→日本大 ※年齢は2023年の満年齢
南関東を代表する強豪同士の対戦はHondaが接戦を制した。打線を牽引したのがルーキーの峯村貴希だ。木更津総合では、入学直後からサードのレギュラーを獲得。1年秋にはショートに回り、明治神宮大会では大阪桐蔭の高山優希(元日本ハム)からホームランを放っている。
日本大進学後、1年春にいきなり東都二部で首位打者を獲得するも、その後は調子の波が激しく、4年秋には打率1割台に沈む。結局、プロ志望届を提出したが、指名はなく、社会人に進んだ。
Honda入社1年目の昨年は、春先からショートのレギュラーに定着。この日は3番、ショートで先発出場すると、第1打席は見逃し三振に倒れたものの、3回の第2打席にはライト前へはじき返すタイムリーヒットを放つ。
さらに、1点差に追い上げられた直後の7回には、貴重な追加点となるタイムリーツーベースを右中間へ運び、2安打2打点の活躍で、中軸としての役割を見事に果たした。
バッティングは、少し上半身の力で振ろうとし過ぎるのが課題だった。不振だった4年秋に比べると、下半身を使ってタイミングをとり、体を残して振れるようになったのが進歩だ。
◆走塁で”圧巻の数字”も…ドラフト指名への課題は…!?
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