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大垣日大出身の右腕が浮上!東海大・内藤圭史、「夏の甲子園」で吉田輝星と投げ合った好投手

大学野球の秋のリーグ戦も各地で熱戦が続いている。最後のシーズンとなる4年生でスカウト陣の評価を上げている選手も出てきている。今回は、首都大学リーグで浮上した大垣日大出身の本格派右腕を取り上げる。

2023年9月2日 首都大学野球一部秋季リーグ戦
筑波大1-2東海大

内藤圭史(東海大) 4年 投手 181cm78kg 右投右打 大垣日大

大垣日大時代に甲子園でも活躍した内藤圭史(東海大)

長年首都大学野球の盟主に君臨してきた東海大。しかし2020年10月に野球部員による大麻使用が発覚した影響で、ここ数年は成績が低下。今年の春のリーグ戦は、最終戦で最下位を何とか回避したものの、5位という寂しい結果に終わった。

巻き返しを図る秋のリーグ戦。東海大の先発を任された内藤圭史(4年・大垣日大)が好投し、2対1で筑波大を破り、低迷脱出に向けて大きな1勝をあげた。

大垣日大時代は2年夏に背番号7で「外野手兼投手」として甲子園に出場した。初戦の東海大熊本星翔戦は、リリーフとしてマウンドに上がり、5回を投げて無失点と好投、勝ち投手になっている。続く二回戦の金足農戦は、先発投手として吉田輝星(現・日本ハム)と投げ合った。結果は2回3失点(自責点2)で、チームは3対6で敗れている。

東海大進学後、チームの選手層が厚く、4年春まで目立った成績を残すことができなかったが、今夏のオープン戦で結果を出して、秋のリーグ戦の開幕投手を勝ち取った。

この日の内藤は、初回を三者凡退に抑えたものの、それ以降は、毎回のように走者を背負う苦しいピッチング。それでも、7回無失点と粘り強い投球でチームを勝利に導いた。2回はヒットで出塁を許した先頭打者を自らの牽制で刺したほか、4回は、ワンアウト満塁のピンチを併殺打で切り抜けている。

筆者は、内藤に対して高校時代からまとまりのある好投手という印象を持っていたが、2日のピッチングを見たところ、大学4年間で、その長所を残したまま、出力がアップしたように見えた。上半身の力みがなく、スムーズに腕が振れ、リリースに力が集中しており、ストレートと変化球で腕の振りが変わらない。

◆最速は149キロ!多彩な変化球が武器の好投手

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