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亜細亜大・岩本龍之介、プロ志望届を出せば、ドラフト指名はあるぞ!岡山理大付出身の左腕 最速148キロのストレートで日本大を圧倒

ドラフト会議当日まで1カ月を切り、各球団は、最終的に指名選手を絞り込む作業を続けている。この時期は、多くの選手に対するプロ側の評価が固まりつつある一方で、ギリギリで浮上する選手が出てくるケースもある。今回は、最後のシーズンで、著しい進化を遂げた東都大学野球の右腕を取り上げたい。

2023年9月27日 東都大学野球一部秋季リーグ戦
日本大2-6亜細亜大

岩本龍之介(亜細亜大) 4年 投手 177cm81kg 左投左打 岡山理大付

日本大の代打攻勢に立ち向かう岩本龍之介(亜細亜大)

亜細亜大がホームラン攻勢で日本大を突き放し、投げてはドラフト有力候補の草加勝(創志学園)が8回を2失点と好投した試合で、9回に抑えを任せられて見事なピッチングを見せたのが、岩本龍之介だ。

岡山理大付では2年秋の県大会で準優勝を果たし、中国大会に出場。惜しくも選抜出場はならなかったが、2試合とも先発を任されており、当時から中国地区では評判のサウスポーだった。

しかし、亜細亜大では層の厚い選手層もあって、昨年までリーグ戦での登板はなし。今年春に行われた「おいどんカップ」で社会人相手に好投したことでようやくチャンスをつかみ、続く春のリーグ戦では5試合に登板して防御率1.93と結果を残した。今春のリーグ戦は1試合だけ先発を経験しているが、秋は抑えに定着している。

9月27日の日本大戦では、4点をリードした9回からマウンドに上がった。日本大の代打攻勢にひるむことなく力勝負を挑み、三者連続三振という完璧な形で試合を締めた。

フォームで目立つのが下半身の強さと柔らかさだ。テイクバックで少し体をひねる動きが大きいのは気になるものの、ステップの幅が広く、踏み出す動きもゆったりしているため、なかなか上半身が出てこず、打者はタイミングをとるのが難しい。

◆9月27日時点ではプロ志望届は未提出だが…将来性は高い!

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