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上武大・島村大樹は2023年ドラフトで注目の”強打のショート” 昨秋のリーグ戦で4割近い打率 二刀流挑戦の報道も

「プロアマ野球研究所」は、2023年ドラフトで目玉になりそうな選手はもちろん、将来のドラフト候補についても積極的に取り上げている。今回は、地方リーグで注目を集める、上武大の“強打のショート”を紹介する。

2022年9月18日 関甲新学生野球秋季リーグ戦
新潟医療福祉大6-7×上武大(9回サヨナラ)

島村大樹(上武大) 新4年 遊撃手 179㎝82kg 右投左打 大宮東

上武大がサヨナラで新潟医療福祉大を振り切ったが、試合を決める一打を放ったのが3番、ショートで出場した島村大樹だ。

初めてプレーを見たのは2019年夏の埼玉大会、対市立川越戦。この試合で島村は背番号1をつけて5番、ライトで出場すると、2点リードの7回からマウンドに上がり、3イニングを被安打2、無失点、5奪三振の好投で試合を締めている。当時は打撃よりもバランスの良いフォームのピッチングが目立ち、最速140キロをマークした。

上武大進学後は1年秋から外野でレギュラーに定着。2年からは内野に転向し、層の厚いチームでも常に中心選手として活躍している。

この試合でまず目立ったのが守備だ。ショートに転向したのは3年からで、春はまだ少し自信がなさそうに見えたが、この日はシートノックから軽快な動きを披露。軽快なフットワークと強肩で、三遊間の深い当たりにも余裕を持って追いつくことができており、ノーステップで一直線にファーストまで一直線で届くスローイングも素晴らしいものがあった。バウンドに合わせるときの姿勢が安定しており、手足が長いため、プロフィール以上にグラウンドで大きく見える。

一方、課題は、グラブさばきとハンドリングである。まだ捕球してから送球に移る持ち替えのスピードが物足りず、肩の強さでカバーしているように見えた。このあたりが改善してくれば、高いレベルでもショートで勝負できる可能性が高いだろう。

そして、強力打線を誇る上武大で中軸を任せられているように、バッティングはもちろん非凡なものがある。

◆投手に“再挑戦”するという報道も…

この日も第3打席でセカンドを強襲する2点タイムリーヒットを放つと、冒頭でも触れたように、同点で迎えた9回裏にはライト前に弾き返し、試合を決めた。

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