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モンシロチョウ

品が良く、謙虚で清楚、聡明で愛らしく健気で控えめだが魅力的。

蝶々は私の世代のプリキュアのモチーフだった。ずっと小さな時から憧れていた。
夢と現実がよく曖昧になってしまうので、迷子にならないよう蝶に導いてもらうような意味合いをこめ、荘子の胡蝶の夢や白昼夢をかけた私の思想の象徴として最初に彫った。
胡蝶の夢の中に出てくる蝶は私の妄想だけれど、派手でキラキラした蝶ではなく、小柄でそこら辺に居そうな、だけどどこか奥ゆかしく和を感じさせてくれるような蝶だろうなと思いモンシロチョウ。

ここに出てくる和についてだが、仏教的な意味合いで用いられる「他者を思いやり、常に謙虚でいる姿勢や、礼儀がなっている様」を指していて、「礼」と似た意味合いで、「日本書紀」の儒教に似通ったものがあり、仏教の「和合僧」というものの意味合いを取った。

私の保ちたい思想、守りたい気持ち、日を増す事に背中の蝶に込めた想いが形となり、自分と向き合う時間が増えた。自分のやりたいこと、なりたいもの、少しづつ叶えて、私は卒業する。

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