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月が動くのを見たことがありますか

夜になるとすっかり涼しくなって、もう秋ですね。
空気もすみ、星や月にふと目がとまることも少なくないかもしれません。

ところで、星が動くのを、肉眼で、みたことはありますか?
一番身近な天体である、月が動くのを見てみることにしましょう。
望遠鏡は使いませんから、運が良ければ今すぐにでもできるでしょう。

【目標】
じーっと見ながら、刻一刻と月が動いているのを見ることを目標にします。
(さっきまで空のてっぺんにいた月が、ちょっとしてから見ると傾きかけてる、こういうような、時間を空けて見比べるのは簡単です)

【方法】
①空をみる
②目印を見つける。ビルの避雷針が分かりやすい。柱や壁などでもよい。
③月の端が(右端か左端)、目印とぴったり合うように頭を移動させる。
④頭を動かさないようにして、じっと月を見続ける(お腹で呼吸するのがコツです)
⑤ものの数分も見ていると、月がじわーっと動いて、その端が目印からズレていくのがわかりますよ。

なれてくると、時計の分針が動くくらいに、もっと慣れると秒針が動くくらいに速く感じられます。


もちろん、望遠鏡やカメラを使えば、もっとはっきりと動きを収めることはできますが、こうして月と自分との間を、何も隔てずに「直に」観察してみると、自然の大きさをより身に染みて感じられるかもしれません。

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