【写真あり】アイルランドに行ってきました! part 1
お久しぶりです。
2023年8月、「国際比較神話学会」(International Association for Comparative Mythology) の第16回大会で研究発表を行ってきました!
会場はアイルランドのCounty Roscommon、TulskはRathcroghan Visitor Centreでした。Rathcroghanといえばアイルランド語でRáth Crúachan、つまり女王メイヴの王宮の跡地です。アイルランドの神話に深く関わる土地で、初めての国際学会に参加できて、発表も好評(とはいってもほとんどが共同研究者の先生のおかげなんですが)とても幸せです。
ついでにアイルランド観光もしてきました。せっかく(渡航費だけで20万円もかけて)アイルランドに行ったので。とても良かった……ダブリンでは国立考古学博物館に行ったり、古本屋でThurneysenのA Grammar of Old Irish初版本を見つけたり、予定外に訪れたAthloneでは神話にも出るシャノン河沿いの絶景が見れたり。あとは電車やバスの移動中の景観の美しいこと。日本とは全く違う視界の広さと、どこまでも続く牧草地。一生の思い出に残る体験でした。
この記事では、アイルランド旅行記を大量の写真と動画とともにみなさんにお送りしたいと思います。
旅行の概略
今回は国際比較神話学会での発表がアイルランドとのことで、念願のアイルランドに行きつつ初めての国際学会で発表してしまおうという欲張りな旅行でした。
8/18(金)に仙台から大阪に移動して一泊。
翌朝の飛行機でクアラルンプール→ドーハ→ダブリン(乗り換え待ちあわせて約30時間の移動)、ダブリンには20日(日)の早朝に到着です。軽くダブリン観光してから、カンファレンス会場近くの町であるロスコモンのホテルに到着しました。
翌21日(月)から25日(金)までが学会の日で、会場はRathcroghan Visitor Centre。うち最終日の25日はexcursion(遠足)として、ビジターセンターの学芸員(?)の先生の案内で周辺を散策しました。
26日(土)の昼にダブリンから飛行機に乗り、行きと同じルートで再び30時間かけて28日(月)の朝に帰国。そして大阪から新幹線で仙台に帰りました。
正直言ってかなりハードな旅になりました。飛行機移動は疲れるし、現地では歩き詰めだし、その上全然できない英語で会話するのがしんどかったです。雑談が一番難しいって本当ですね。おかげで大いに英語の勉強のモチベーションなりました。
第0日:アイルランド到着まで
アイルランド入りルートですが、上にもある通りまずは仙台から関空へ、そして関空からクアラルンプール・ドーハを経由してからのダブリンでした。道中ではほとんど空中にいるか空港にいるかだけだったので、殊更に書くこともないのですが、クアラルンプール国際空港のレストランの食事は値段が安い割に美味しかったです。
ドーハ国際空港はオイルマネーで潤っているためか、施設内の売店がすごく高価そうでした(なんと自動車が売っていた)。さらにめちゃくちゃに敷地が広く、ゲートを通って外に出てから飛行機まではシャトルバスで移動したのですが、外に出た瞬間にものすごい熱気と湿気を含んだ空気が吹き付けてきました。ドーハは海沿いなので湿度が日本よりも高く、夜の12時くらいなのに真夏の日本の日中よりも蒸し暑かったです。
そして飛行機内ですが、とにかく寒い。そして乾燥している。これは多分意図的にそうしているんだと思いますが、真夏の日本から来た無防備な観光客である私は、半袖Tシャツで乗ってしまい、そのため道中で完全に風邪をひいてしまいました。なんせ道中は地上に10時間、空中には20時間いたので。
第1日:ダブリン到着
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