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漫才を聴いて地元の言葉を取り戻す

年末年始で、色んな漫才の動画を観ている。観ているうちに、思わぬ副産物を得ることができた。
なんと、わたしのエセ東北弁が徐々に矯正されてきたのである。

わたしの地元の言葉は、どちらかというと関西弁のイントネーションに近い。
「⚪︎⚪︎でやー」「⚪︎⚪︎だねんやー」という感じの喋り方で30年間やってきたのだが、夫と結婚し、縁もゆかりもない東北地方にやってきたわたしは、新婚早々東北訛りの洗礼を受けることになる。

なんて言っているのか、わからない。
職業柄、年配の方を相手にすることが多いんだけど、言葉を聞き取ることが一苦労。

しかし、慣れというのは恐ろしいもので、一年経つころには、わたしのイントネーションも、東北寄りになっていた。それに伴い、わたしは地元の方言を徐々に忘れていった。

そんな感じで、半端な東北訛りを操るようになり、はや5年。このままどこの言語かわからない特殊な方言を喋り続けるのかと諦めかけていたところに、今回の出来事である。

大量の関西弁を浴びることによって、わたしは少しずつ地元の言葉を取り戻しつつある。
そうそう、こんな感じのイントネーションだったよね。

この調子でしばらく続ければ、わたしは失いかけた地元の言葉を取り戻すことができる気がしているんだけど、あまり聴きすぎると、今度はエセ関西弁を喋るようになりそうで、どうしたもんかと悩んでいる。



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