【ユンゲ・フライハイト紙】テューリンゲン: 州政府首相のKemmerichが辞任
2020年2月6日
ベルリン発: 新たに選出されたテューリンゲンの州政府首相Thomas Kemmerich(自由民主党)が自らの職を辞した。州議会における自由民主党会派が伝えているように、「ドイツのための選択肢の支持によって職についた」ことを、彼は不名誉に思ったそうである。さらに会派は、議会の解散によって、再選挙への道を開くことを申請している。
その前に連邦首相のアンゲラ・メルケル(キリスト教民主同盟)は、Kemmerichの選出を撤回することを要求していた。このプロセスは「許されない」ものであり、「この結果は撤回され」なければならない、と南アフリカのプレトリアで、木曜日にメルケルは語ったのである。このことについては、また後日とり扱うことになろう。
Kemmerichの選出は「民主主義にとって悪しき日」であったと、メルケルは嘆いている。キリスト教民主同盟の価値と根本信念が破壊されたというのである。統一会派は、Kemmerichによる政府に参加することは決して許されない、前キリスト教民主同盟の党首は、こう警告している。
ガウラント: 新たな選挙の準備はできている
キリスト教社会同盟の党首Markus Söderは、選挙民の意志を無視したという点で、テューリンゲンの自由民主党を非難している。州議会選挙で5%しか受け取っていない誰かが、いま州政府首相になろうとするなどということは、どんなことがあっても了承することはできない、こうSöderは警告している。キリスト教民主同盟はこれを支持すれば、信用を失うことになるので、だからこそ新たな選挙をしなければならないそうである。
連邦議会におけるドイツのための選択肢会派の長Alexander Gaulandは、ベルリンにおいて、この件について返答している。「私たちはテューリンゲンにおける新たな選挙の準備はできているし、そのための連携も整っている」。
Tagesspiegelは、すでに朝の段階で、自由民主党党首のChristian LindnerがKemmerichに辞職を促そうとしている、と報道していた。そうして、たとえば不信任決議が出され、新たな選挙がおこなわれる可能性が生まれたのである。ただ水曜日にはLindnerは、テューリンゲンの自由民主党は、この件について自身の責任において行動するとも語っていたのだった。
当初はKemmerichは、辞職を否定していた。ZDFにおいて、自分は民主的な中道の候補として職に就いて、自由な秘密投票によって多数派によって選出されたのだ、語っていたのだ。政府を形成をすることが、彼の使命であったはずなのだが。
https://jungefreiheit.de/politik/deutschland/2020/ministerpraesident-kemmerich-vor-ruecktritt/