【ユンゲ・フライハイト紙】出生時における性別の確定: トランスジェンダー法: アムネスティ・インターナショナルがハンガリーを批判
2020年5月20日
ブタペスト発: 人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が、ハンガリーにおける性別登録についての法改正を厳しく裁断した。「このような立法は、トランスジェンダーやインターセクシュアルの人々をさらなる差別に曝すものである」、ハンガリーのアムネスティ・インターナショナルの報道官はdpa通信に対してこう語っている。彼によればハンガリーは、中世へと逆戻りしているのである。
火曜日にハンガリー議会は、出生に際して戸籍上の個人登録に記載された生物学的性別の変更は認められない、ということを決定したのである。それによって、性転換によって新たな性別として承認されるという可能性はなくなったのだ。
オルバンは保守的な家族政策を主張している
連邦議会における緑の党の会派長であるカトリン・ゲーリンク=エッカルトは、ツイッターにこう記している。「これは、すべてのトランスジェンダー、インターセクシュアルの人々、そしてヨーロッパにおける人権に対する恐るべき決定である。私たちは人間がそのアイデンティティによって差別されたり、非合法化されるのを許してはならない」。
ハンガリーの大統領であるヴィクトル・オルバン(フィデス)は、以前から繰り返し、彼の保守的な家族政策を理由に、攻撃をされ続けてきている。「ジェンダー研究」という科目は、2018年に、ハンガリーの大学のカリキュラムから削除されている。