【もういっぽんをもういっぽん!】今2期が一番観たいスポーツアニメ『もういっぽん!』の感想
どうももるぴーです!今日も懲りずにアニメの感想文を書いていきます!
今回紹介するアニメは『さよなら私のクラマー』に続きまたもスポーツアニメの『もういっぽん!』。最近スポーツアニメハマってるんです、すみません。
『もういっぽん!』ってどんなアニメ?
『もういっぽん!』は柔道もののスポーツアニメです。公式HPのイントロから引用すれば「柔道ガールズ・ダイアリー」。このアニメの大きな特徴は登場人物の端から端まで女の子なこと。オタクにとって非常にとっつき易いです。一方、このようなアニメは本格派のオタク達から「どうせスポーツものの皮被ったイロモノなんでしょ?」と鼻で笑われがち。しかし、このアニメにそんな隙はありません。『もういっぽん!』は、本格派をベースにスパイスのような萌えを添えたハイブリッド作品となります。これには萌え豚上がりの本格派オタクもついニッコリ。以降ではもう少し『もういっぽん!』の魅力について語っていきます。
※若干のネタバレがあります。ネタバレ苦手な方はブラウザバックでお願いします。
魅力①: 柔道ガールズの本気度が凄い
このアニメで登場する柔道ガールズは、学業に追われ、恋に焦がれる至って普通の女子高生です。ただ、いざ柔道のことになると男子にも負けない柔道に対する強い想いとストイックさを見せます。このギャップが『もういっぽん!』の大きな魅力の一つ。公式HPのイントロにあるように柔道の練習では髪は抜けるわ怪我はするわで柔道は特に女子にとってやりたくないスポーツの一つでしょう。しかし、柔道ガールズは【もういっぽん!】と最高の勝利の一瞬のために自身の境遇に向き合い、厳しい練習を率先してこなし、自分よりも強大な相手に臆することなく向かっていく。
もうこれはどう考えてもアツすぎます。
更に、アニメ内で試合までの背景や中心キャラの心理描写をきちんと描いてくれるので、彼女達の努力が開花する試合シーンは涙無しで見られません。
魅力②: 主人公がイケメンすぎる
基本的に可愛くもアツい柔道ガールズですが、主人公の園田未知はまた別の要素を発揮します。その要素とは
「柔道ガールズに異常にモテる」こと。
もし未知が男なら『もういっぽん!』はなろう系アニメになっていたのでは?と思う程にモテモテ。なんでそんなにモテるのかは本編を観て頂きたいのですが、何と言っても底抜けのポジティブさが未知の最大のモテ要素でしょう。
アニメを観て頂くと分かりますが、未知はポジティブの塊のようなキャラです。普通の人なら挫けそうな事にも未知は挫ける一歩手前で堪え、満面の笑みを見せます。ある種の危うさを感じますが、そんな姿で周囲の人を元気づけ、自然と沢山の人を惹きつけるのが未知の最大の魅力でしょう。視聴者の私も勿論惹きつけられましたし、「まぁこりゃモテるよなー」と謎に納得してしまいました。因みに姫野先輩もマーーージでイケメン。彼女にしてほしい。
魅力③: ストーリー構成が素晴らしい
『もういっぽん!』のストーリー構成は、スポーツアニメの王道展開をベースに、実際の柔道の大会方式を組み込むことで少し変則的になっています。スポーツアニメの理想の展開は、スポーツ初心者キャラの背景を適度に掘りつつ、成長過程を描き、地方戦から全国戦までの戦いを納める展開でしょう。しかし、普通はこのような展開をアニメ1クールの尺で描き切るのは難しいです。この問題を解消するために登場人物の設定(例:元から全国レベル)を利用する、全国戦まで描かない、心理描写を少なくする等で尺調整をするのが普通です。そんな中『もういっぽん!』では上記の変則さを利用して理想の展開を13話の中で違和感無く描き切ってくれた点が非常に素晴らしかったです。
魅力④: 柔道シーンの作り込みが凄い
『もういっぽん!』の試合シーンの作画は今まで観たスポーツアニメの中でもトップクラスです。細かな諸動作の描き込み、ポイントを掴んだカット、ダイナミックな身体の動きを全話安定して地上波に送り続けた製作陣には感謝しかありません。やはりスポーツアニメの肝心要は試合シーン。試合シーンの迫力がないと他がどんなに良くてもスポーツアニメとしての物足りなさを拭えません。素敵なキャラとストーリーに迫力のある作画を提供して頂いた『もういっぽん!』の作画班に改めて感謝です。
あともう一つ、迫力と言えばSEも素晴らしいです。特に感動したのは試合前に選手がアップでジャンプした際に出る畳と足がぶつかる音。この音、とても女性の動作で出るとは思えないものですが、本格的なストーリー、繊細で重厚感のある作画から「多分、本当にこんな音がするんだろうな」と妙に納得してしまい、一気に試合シーンの緊張感が増します。作画もですがSEも『もういっぽん!』のアニメーションを盛り上げる要素だと強く感じます。
※因みにスポーツアニメの作画で一番凄いと思ったのは『はねバド!』です。臨場感半端なさすぎてまさに手に汗握る試合シーンが連発します。よければこちらもご視聴ください!
魅力⑤: キャラデザがかわいい(性癖)
どれだけキャラが柔道に真剣だろうと、どれだけストーリーと作画が良かろうが、どうせキャラの体格はとても柔道やってなさそうなゴボウ体型なんでしょ?と思ったそこの貴方!安心してください。なんと、柔道ガールズ達、
ちゃんとふとましい身体になっております!
マンガアニメだからとウケが良い体型にしなかったことで作品の現実感が増し、よりキャラへの感情移入がしやすくなっています。あと、もうただの自分の性癖の話になりますが、ガタイが良い女性ってとても素敵だと思うんですよね。因みに私が一番好きなキャラは氷浦永遠ちゃんです。少しガタイが良い黒髪ポニーテールのちょっと人見知りで一途の柔道つよつよJK、素晴らしい。昼間限定でストーキングされたい。
結び
以上、長文失礼しました!スポーツアニメはちょこちょこ見ていますがキャラ、ストーリー、作画の全体でここまで楽しませてもらったアニメは中々ないです。アニメの終わり方から「早く2期やってくれ!」と心の中で叫びまくってますが、よく考えたら原作があるじゃない!2期制作の願いも兼ねて原作の方も集めてみようと思います。皆さんもよければ『もういっぽん!』ご視聴いかがでしょうか。