2022年10月、パートナーCFO養成塾Day5開催しました
パートナーCFO養成塾第五期Day5を東京リアルクラス2022/10/29、オンラインクラス2022/10/27に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day5の概要
【P-CFO養成塾第五期 Day5】
日時:東京リアルクラス 2022/10/29 1330-1700
オンラインクラス 2022/10/27 1830-2200
内容:「パートナーCFOの知識・スキルを知る③組織マネジメント⑤採用」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day5の講義内容
Day5は「パートナーCFOの知識・スキルを知る③組織マネジメント⑤採用」。
パートナーCFOとしての具体的業務のうち、クライアントの悩み事であり外部専門家だからこそバリューが発揮しやすい人・組織分野を扱います。
事前動画(約4時間)でインプットし、講義当日はワークショップで実践アウトプットを通して自分のものにしていきます。
Day5の予習には「採用」のテーマで扱う適性検査も取り入れ、講義の理解を深められるよう構成されています。
■Day5事前動画「3 組織マネジメント」
事前動画では、組織マネジメントの2つの目的を共有したうえで、全体像と各論(組織の特性、方針とKPI設定、重要場面のマネジメント等)が解説されます。
クライアントである中小ベンチャー経営者に、どのようなタイミングで人や組織が話題になるのか/していくのか、KPIとどのようにつなげるかなど、支援場面のイメージを持てるような具体的ノウハウを学びます。
■Day5事前動画「5 採用」
採用のプロセスの全体像から、各論(採用戦略作成・戦術管理、母集団形成、面接選考、内定フォロー、入社等)が解説されます。さらに、全体像を押さえたうえで、P-CFOとして特にどこにアプローチしていくのかを考えていきます。
■Day5当日の講義
講義当日は、特典講義の振り返りと事前動画の内容の確認からスタート。
その後、前半は組織マネジメント、後半は採用をテーマに、特に重要な論点の確認とワークショップでアウトプットをしながら進みます。
前半の組織マネジメントパートでは、各グループで1名がクライアント役となり、他のメンバーはP-CFOとしてヒアリングしながら「組織方針を立てる」ワークショップを行いました。グループワーク後の各チームの発表内容からも、クライアント役から具体的に困っている場面が共有され、各々の知見を総動員して活発に議論した様子が伺えました。
後半の採用パートでは、「採用ブランドづくり」ワークショップを行いました。ワーク1で取り上げたクライアント事例について、6つの論点(人を動かす4P+2C)と3つの切り口(自社の魅力、求職者ニーズ、競合の魅力)で検討していきます。
今回の講義では、「クライアント企業に関してパートナーCFOとしてどう関わるか」だけではなく、受講生自身がこれまでに会社や組織で経験してきた「採用や組織マネジメントでの困りごと」など、経験も踏まえた具体的な質問が多く飛び交いました。
受講生の声
受講生の振り返りでは、講義内容についての気づきとP-CFOとしての具体的な次のアクションプランが数多く寄せられました。
「採用や組織作りは、会社のビジョンや求める人材を明確にしたうえで計画的に行う必要があり、人手不足の対処療法として場当たり的な補充をするようなやり方ではいけないことが分かりました」
「今まで組織や人事には深く関わってこなかったのですが、組織マネジメントの全体像を教わり、組織方針や採用ブランド作りのフレームをいただいたので、経営改善のテーマとして組織面でも様々なアドバイスをしていきたいです」
「P-CFOとしての役割として、人事制度構築は本職とする専門家に繋げることが役割と認識していますが、人材採用は採用ブランドづくりから採用プロセスの構築、面接・クロージングなどP-CFOは伴走型で貢献できそうだと思いました。今後P-CFO養成塾が一区切りついたら、そういった分野にもチャレンジしてみようかと思います」
「講義で『(ベンチャー・中小企業では)採用をまちがっている暇がない』 と聞いて、組織づくりや採用ブランドづくりは会社の業績や今後の成長に大きく関わり、売上獲得と同じくらい重要だという気づきを得ました。まずは、現在の支援先で、組織づくりと採用ブランドづくりに対する経営者の意識を伺ってみて、その度合いに応じて必要性を解説したり、今回のワークのようなことを実施してみたいです」
「短期視点では、今回講義で体験したワークを実践すれば、短時間で採用ブランドや組織マネジメントの骨子を作ることでバリューを出せそうです。中長期視点だと、CFOの主業務であるカネまわりの支援と組織づくりと採用ブランドづくりと、つまり会社の重要なリソースであるヒト、カネに両輪で関わることができ、全体最適でのバリューを発揮できると考えています。経営者から必要とされる場面が増え、結果として末永くつきあっていくことができるのではないかと思いました」
「私は、財務や経営管理の専門家という認識をされていますが、Day5の内容を活用することで、組織や採用についても知見があると認識してもらえそうです。今後、セミナーやコンサルのコンテンツとして活用させて頂きます」
また、
「組織マネジメントと採用のディカッションパートナーで壁打ちはできそうなイメージは持てた。CFO8マトリクスについて、本格的に支援できるものと、壁打ち相手レベルのものを明確にすることで、クライアントにもわかりやすくなると思った」
というように、パートナーCFOとしてのスタンスの打ち出し方に活かしたい、という声もありました。
さて、次回はいよいよDay6。最終講義ではExit(M&A、IPO)と事業再生のインプット、そして6ヶ月の変化の棚卸と実践共有と、今後に向けてパートナーCFOとしての決意宣言をしていく回となります。どうぞお楽しみに!