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発酵の色

今年は梅を白梅にして、少しだけ干してあとはこのまま瓶で保存の予定。

左上は、コンソメの代わりになるコンソメ麹を作っているところ。

右上は、梅の傷んだものをいいところ取りで使って梅酢を作っているところ。 
2ヶ月くらい発酵させて濾すと綺麗な杏色の液体になるらしい。

ちなみに

コンソメ麹の色は、にんじんの色なんだけど、醸されてだんだん柔らかい色に。

梅酢の色は、完熟梅の果肉の色+常在菌の色。
薄く菌の膜ができていて白っぽく見える。

この膜のおかげで他の雑菌?が入れないのだそうで、全然臭くない。


そんなこんなで発酵と腐敗の違いが初めてわかった。

素材の見た目が柔らかくほぐれてゆくほど色もまろやかになってゆく。


色彩の仕事が忙しかった時には見えなかった色、気づかなかった色。

キラキラのお洋服の色ではなく、こういう色ほど豊かさを感じるのはなぜだろう。


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