ターンアウトする本当の理由。
バレリーナのつま先は
つねに、外側を向いてることが多いです。
(ガニ股みたいな足ですよね・・)
これ、
ターンアウトという
バレエの最も重要な動きなのです。
では、
なぜバレエでは
ターンアウトするのでしょうか??
理由は、諸説あります。
もともと、
舞台が傾斜していたため、
踏ん張るためには足を外向きに
した方が安定するから。とか・・
また、解剖学的に見ても、
脚を外旋させた方が、可動域が
広がって動きやすい、という理由もあります。
そのなかでも、
私が、一番大切にしている
理由は
「王様の前で踊るから」!!
というもの。
バレエはもともと、
王侯貴族によって
親しまれてきました。
舞台を鑑賞している王様に対して、
背面側を向けるのは、
とっても失礼です。
しかし、
舞台の端から端まで
移動する時、
進行方向につま先を向けて
歩くと
どうしても背面が見えてしまいます。
そこで、
「ターンアウト」が役立つのです。
脚を外旋させ、つま先を外側へ向けて、
カニ歩きのように移動すれば
王様におしりを向けずに
スムーズに移動できるのです。
つまり、
ターンアウトは、
王様(お客様)に対する敬意の現れの一つなのです。
バレエの最も重要な動きである「ターンアウト」ですが、
その中に隠された格式高い芸術文化の想いも大切にしていきたいですね。
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