純文学っぽいポケモン。
ポケモンマスターなら、一度はしたことがある妄想。
「ピカチュウと一緒に遊んでみたい」
「メリープをもふもっふ抱きしめてみたい」
「カビゴンのお腹に乗ってジャンプしてみたい」
そう、ポケモンと共存すること。
ポケモンたちと暮らしてみたい。
しかし、ポケモンといったって、その性格は多種多様で。
みんなに人気があるピカチュウやらイーブイやら…
陽キャでキラキラしたポケモンもいる中で…(あの子たちはスター選手だ。まぶしい…)
(特に電気タイプは明るくてキラキラしたポケモンが多い)
私が昔からこよなく愛しているのが、
ゴーストタイプだ。
もちろん、電気タイプや草タイプ、炎タイプなんかも魅力的なのだけど…
ゴーストタイプの深さは尊い。
まさに掘り下げるほど、味が深く、沼に陥る。
純文学だと思っている。
なんといっても、ゴーストタイプは抱えている闇が深い。
圧倒的な悪。
攻撃が得意なゲンガー。
最強と言われながらも、ゴースやゴーストをそっと守ってあげる姿。
その優しい心を持ちながら、人間に怯えられ、怖いポケモンとして認識されてしまう。
(でも、ゲンガーには実は悲しい過去があって…)
ということを妄想している。(×想像している)
ゲンガーって、めっちゃ奥が深いじゃないか…。
特に私が好きなのが、(これはポケモンの中で一番好きなキャラクター)
ミミッキュ。
こんなかわいい姿をしているけれど、
これは被り物で。ピカチュウの真似をしながら生きているポケモン。
しかも、この理由が深い。
ミミッキュには中身があって、
その中身を見てしまった人間は病に陥り、死に至ることもある…という
恐ろしい姿。(実際どこかの研究者の命を奪ってしまったこともあるとか…ないとか…)
そんな噂が出回り、中身の姿で出歩くことができなくなってしまったミミッキュは、人気者のピカチュウを見つける。
そこでミミッキュは、演じることを決めるのだ。
「ピカチュウの姿なら…誰かが近くにきてくれるかも」
そう考えたミミッキュは、ばけのかわというお手製の被り物を身に着けながら、ピカチュウの分身として生きていくことを決めた。
ん?これで、一冊小説ができるのでは?
もしや、ミミッキュって、純文学なのでは…?
(実際ミミッキュは単独で商品化されたり、くじ引きになったりして、人気キャラになった。芥川賞を受賞した大ベストセラーである。)
ここで、純文学好きのお兄さんやお姉さん…
ぜひ、ゴーストタイプのポケモンを推してね。応援してね。
純文学に嵌った人間の代償はここにもあるのでした。
さぁ、小説よみますか。