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【note8. 生存コストの削減方法について、バカなりに考えてみた】

【家計簿つづいてます】

 先日、有料マガジン「困窮してみた〜再生編〜」で、OZZYの近況報告も兼ねて、家計簿を公開したんですよ。三日坊主どころか、ものによっては秒で飽きるOZZYが、1年半も家計簿を継続できていることがまずオドロキですが、家計簿って、つけるだけじゃなく、個別の項目の前月と当月、前年の同月と今月の比較や家計全体の収支のバランスをチェックし、そこから冗費を炙り出して家計を改善するサイクルを生み出せないと、つける意味がないんですよね。
 OZZYは毎月毎月突き合わせているわけではないんですが、思い立ったときに月ごとの支出をチェックしています。月によって増減が激しいのは、やはり食費と光熱費ですね。現在ほぼ100%3食自炊ですが、お菓子的なものを買いすぎたり、外食が多くなると支出がかなり増えますし、お米や、すこし値段の張る調味料が切れてしまった月は、支出が大きくなります。夏場は酷暑のため、エアコンはほぼつけっぱなしなので、光熱費は結構な額に。電気代に関しては、夏より冬の方が負担が少ないです。

【やりくりしたら、4ヶ月でMacが買えた】

 この半年ほど、MacBook Air early2014.11inchさんの調子が、かなりヤバい状態で、フリーズが頻発していました。「もうダメかもわからんね」状態で、だましだまし使ってきていたおMacさまですが、今月、購入することが出来ました。
 8、9月が2万円/月、10、11月が4万円/月の貯金で、総額12万円。先にモニタを買っておいて、吊るしのMacminiを10万で買い、購入時のポイントでメモリを買って32GBに増設しました。我ながらよくやったと思います。

【実際の「健康で文化的な最低限度の生活」は、わりと無理ゲーかも】

「あれ? 随分余裕あるね?」と思われたかもしれません。現在、「健康で文化的な最低限度の生活」なるものを送っているのですが、現状のOZZYの生活は、傍から見たら高等遊民のように見えるかもしれません。ただ、こういう生活が維持できているのは、

 ・三食ほぼ全て自炊。
 ・近所にトチ狂った値段で食材を販売しているスーパーがある。

 ・というか、そもそも生活コストが低く抑えられる地域に住んでいる。
 ・税や年金、健康保険料、NHK受信料、交通費、医療費等を負担しなくてよい。
 ・障害厚生年金を受給している。
 ・そもそもOZZYは縛りプレイ(性的な意味ではない)が好き。

 という、極めて再現性の低い要素が絡んでいます。

 厚生年金で天引きされているサラリーマン以外で、国民年金が支払えていない人は、かなり多いと思うけれど、いくら「義務だから払え!」と言われたって、払ったらギリギリ保てている「最低限度の生活」がガタガタと崩れる。所得税、住民税も払わなきゃいけない。介護保険料もかかる。消費税は上がった。持病があったりして通院していれば、医療費もかかる(それでも国民皆保険の制度はがあるのは素晴らしいけれど)し交通費もかかる。
 それらをまるっとまとめて大体4〜5万円/月として計上すると、もう「生きているのがやっと」の生活になる。
「普通」に働ける人ならば、造作もない収入かもしれないですが、何らかの理由で働けない人や、「普通」の仕事に就けないサイレントマジョリティーの人たちには、これもう無理ゲーでしょ(;´Д`)。
 多分、ギリギリライン上の生活で、福祉にリーチできないボーダーの人たちが、一番しんどい。そして、多分そういう人は、たくさんいる。

【一人で考えないことが、生存コストの削減の一歩かも】

とはいえ生存コストはなるべくさげたほうが、心に余裕ができるのは事実です。
「なんとなく買わない」、「うっかり買わない」、「買うお店を変える」ことを意識しているだけで、多少のお金をセーブできるかな、と思います。もちろんそれで心がカッスッカスになっちゃったら、本末転倒も甚だしいので、さじ加減には十分注意ですが、「健康で文化的な」ライン上に、ギリとどまっている人ならば、プラス5,000円くらいは捻出できるかなと思います。
 たかが5,000円、されど5,000円。居酒屋で呑んだら一発で消える程度のお金でも、1年貯めれば60,000円です。10,000円セーブできれば120,000円、200,000セーブできれば240,000円。
 金額が多くなればなるほど、「安心感」は増えていきます。

「健康で文化的な(ry」ラインを下回っている人は、早急に居住地の社会福祉協議会に出向き、生活相談をしてください。なんて相談していいかわからなかったら、まず一言、「生活が厳しいんです」と申し出て。その後のヒアリングで現在の状況を説明(うまく喋れなくてもいいんです)してあげれば、生活改善のアドバイスなり、食糧支援へのリーチなり、国民年金の免除なり、生活保護費の部分支給の申請なり、なんらかの方策をとってもらえると思います。ただ、どんな窓口でも、担当者によって対応がまちまちなので、ここは運の要素も出てきますが。

 とにかく、「一人だけで考えない」というのは、結構大事な気がします。
 インターネットがあるにしても、自分一人だけでリーチできる情報には限りがあるし、情報は絶対偏る。毎日ヘトヘトだったら、そんな事を考える精神的な余裕すら出てこない。過去の自分自身を振り返っても思うんですが、客観的に見て公的サービスの利用が必要である人ほど、リーチする気力すらなくなっているか、自分が「当事者」であることに思い至らなかったりしているものだったりするんです。公的サービスを受けるなりして、後で冷静になって自分を見返したとき、その状況が「異常だった」ことに気づく。
「アレ? なんかおかしいかも。結構大変なのに、常にお金ないかも?」という人は、ぜひ一度、「他の人に自分の生活と家計の状況をチェックしてもらう」ということをしてみてください。


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