次の休みは何する?/ひとりぼっちの寂しさを本とpodcastで乗り切る。
予定のない週末はひとりぼっちの寂しさを平日より感じやすいので憂鬱。かといって誰でも良いから会いたい、と思うほど社交性はない。その結果諦めて一人で過ごすことが多い。この時間をうまく使えるようにならないとつらすぎる!そんなときに「ものを買うこともお店に食べに行くのも自分への投資だよ」と聞き、今まで贅沢だと思ってしなかった一人カフェ巡りなどを始めてみたら少しラクになった。他にはどんな過ごし方があるのだろうか。
新成人だけではなくて、大人も参考になる。孤独の使い方。
突然大人になるあなたへ「20人からの祝辞」
枝優花(映画監督、写真家)
「やりたいことがないんですけど、どうしたらいいですか?」「大人になる前にやっておいた方がいいことはなんですか?」「自分はなんのためにいるのかわかりません」。この問いについて話してくれるのは、23歳という若さで長編映画『少女邂逅(しょうじょかいこう)』を公開し、数々の賞を受賞した映画監督『枝優花』さん。枝優花さんは、大学生活の4年をかけて映画関係のどこに携わるか決めて現在の仕事にたどり着いた。大学入学時からどうして進路をそこまで絞ることができたのか。新成人(18歳)に向けたメッセージだけど、大人も参考になる。孤独の使い方がヒントになるのだという。ArtistSpokenのアプリをダウンロードして、下のリンクをクリック。無料で聴けます。
好きなものが似ている人と同じ方法を試す
こころはひとりぼっち
植本一子(写真家、エッセイイスト)
キヤノン写真新世紀の優秀賞(写真界で歴史ある賞)を受賞した写真家でありながら、家族と過ごすことの大変さを赤裸々に語っている書籍を多数発表している植本一子さんの『こころはひとりぼっち』。今回はパートナーと別れてからの日記。ひとりぼっちを感じる経緯は違えど、写真と文章で尊敬する経歴を持った立派な人でも、さびしい、つらいと感じることがあることに親近感を感じた。何も無い日が苦手という著者の過ごし方を真似したりしているうちに少し元気になっていた。
世界で暮らすパワフルな30人の日常を知る
それでも変わらないもの
椋本湧也(編集者)
孤独の使い方の参考書として読むのが、『それでも変わらないもの』。世界で暮らす日本人30名のコロナ禍での経験を、読者に向けての手紙の形式で書かれている。それぞれが孤独を感じ、当たり前の大切さに気づき、日々生き抜く様子が詰まっている。例えば、"Shiho{Strasbourg}"は、何もかもが変わったことを悲観せず、日々の小さな変わらないものを確かめているように感じた。また、"Toshiki {cape town}"は、世界のフラワーショーで何度も金賞を取っているランドスケープデザイナーの元へ会社を辞めてインターンの経緯が印象的。参考になる過ごし方が見つかるかもしれない。