さて、こちら真冬のオーストラリア、シドニーでございます。真冬といっても、日中晴れると春のように暖かくなり、ちょっと汗ばむことさえあるシドニー。そんな晴れの一日を、Royal National Park で過ごして参りました!市街地から急行電車で約1時間。シドニーの南にあるOtford 駅に到着です。国立公園そばのこの駅を出ると、もうそこ木々が生茂るブッシュです。鳥たちのさえずりを聞きながら坂を上がっていきます。ブッシュを抜けると、そこに広がる真っ青な、Tasman Sea. この日はとても穏やかで、暖かい雰囲気が漂っていました。ブッシュとTasman Seaの間に走る、Lady Wakehurst Drive. 平日だったせいもあり、車はあまり走っていませんでした。オーストラリアの田舎ならでは、パイの広告を出している、近くのお店。せっかくならばと足を運んでみましたが、残念ながら開いておらず.....。オーストラリアの田舎あるあるな感じ。さて、ここからブッシュの中を歩いて、国立公園内を散策できます。散策....と言ったものの、道はほとんど整備されておらず、本格的なブッシュウォークを求める上級者向けのトラック。「この先は水場もトイレも無し」という注意書きが、この看板のそばに立っておりました。大きなリュックを担いで、何日間かかけて公園内をトレッキングする方々もいらっしゃいます。私もブッシュに潜入してみました!このあたりは歩きやすくて、足取りも軽く行けましたが、結構岩が露出している所もあり、ちょっと気を抜けない感じもアリ。でも、この国立公園内のブッシュをコースとしたマラソン大会があるとのこと。私、足はそんなに弱い方ではないと自負しておりますが、上には上がいるのが当たり前な世界ですね。途中、こんな開けたポイントから海を見下ろすのいいですね。木々の間から見える海に安らぎをいただきながら、ちょっと息上がり気味に歩きます。途中から、ブッシュの下り坂に入り、崖の下にあるGarie ビーチを目指すことにしました。いったいどこまで下りていけばビーチにたどり着くんだろう....と疑問を感じ始めたところに見えてきた目的地。漁師小屋のようですね。ひっそりとした佇まいが、冬の海を象徴している一枚です。日が傾き始めたGarie ビーチ。またあのてっぺんまで登ることを考えて、早めの出発といたしました。秘密のビーチを見つけた気分で、Garieビーチを後にします。振り返って見た穏やかな海が一層、オーストラリアの田舎の海を物語っているようです。下ったのならば、上らなくてはならないのがこの世界の常。途中何度か息が上がり、休憩を交えながら、ようやく駅のそばにたどり着来ました!淡い光の中で迎えてくれたOtford 駅。私のRoyal National Park での一日の、始まりと終わりのポイントです。ブッシュウォークや大海原が満喫できる、広大なRoyal National Park. 次回は、別のポイントから散策してみようと思います!