価値を伝えるということ

今日は雨の中、家族でコメダにきました。

ひさしぶりにきたら、

モーニングメニューが変わってました。

やはり大企業でも常に変わり続けていますね。

さて、今日は

「価値を伝える」

についてお話ししたいと思います。

ちょっとでもマーケティングを勉強された方は

「あなたの提供する価値は何?」

ということを問われたことがあると思います。

コンサルさんだったり、ワークショップだったり、

セミナーや起業塾であったり。

「あなたの提供価値は?」

「どんな価値を提供するの?」

というふうに訊かれて困った人はすくなくないでしょう。

この問いにすんなり答えられるなら、

もうすでに売れているか、

事業がうまくまわっているのではないでしょうか?

逆に言えば、3年未満のひとり起業家さんだったら、

「提供価値」

はまだうまく言語化できていないかもしれません。

でね、この問いの良くないところは、

「価値」

という言葉が「漢語」だから分かりにくいんです。

日本人って、「漢語」はイメージしにくいんですね。

「飲食」よりは「食べたり飲んだり」のほうがパッと分かる。

「献上する」よりは「差し上げる」の方が伝わりやすい。

だから「価値」という言葉がピンときにくいのです。

なので、「価値」というのを「和語」に直してみたい。

そうすると「価値」というのは

「良さ」

のことなのです。

「嬉しいこと」
「よろこび」

と言ってもいい。

すると、とたんに分かりやすくなります。

「事業の提供価値」

というのは、

「あなたがお客さんに渡せる喜び」

ということになります。

ここで、コメダのモーニングを考えてみます。

ぼくの「よろこび」は、コーヒーやトーストではないのです。

「子供たちが”カラフルクリームソーダ”を飲んで幸せそうにしている姿」

が、ぼくの喜びなのです。

その「幸せ」を朝っぱらから、

買いに来ているのです。

「提供価値(お客さんに渡せるよろこび)」

というのは、そういうことです。

そして「カラフルクリームソーダ」というのも、

「美味しさ」

が「よろこび」なわけではないのです。

「なんかカラフルで可愛い飲み物を飲んでアガる」

が価値(よろこび)なのです。

いちおう体裁で「おいし~い」とかいうけれども、

味は「ふつう」でいい。

その証拠に、次女はソーダを残していました。

ですから味よりも、

それより「色合い」と「可愛いグラス」が重要なのです。

そして、もちろんコメダは

それを意図的に売っているはずです。

売っているのは、

「味」でもない、「のどごし」でもない、

「乾いたのどが癒される」

ことでもない、

「ちょっとプチ贅沢な気分」

なのです。

それを事業者側が勘違いしてしまうと、

あらぬ方向に努力してしまいます。

ですからまずは、

「じぶんのサービスや商品のよろこびの本質」

ということを見極めることです。

しかし、これはなかなか難しいことです。

なぜなら、ぼくのように分析して、

「コメダで”よい気分”を買いに行こう」

なんて認識していないからです。

もっと非言語で、潜在的に、直感的に消費者は

「決定」を下しています。

だからこそ、「アンケート」では

お客さんのホンネというのは分からないことが多い。

その「ホンネ」は、事業者側で、

「想像」

していく必要があるのです。

というわけで今日は

「価値を伝える」

話をしようと思っていましたが、

「みずからのサービスの価値に気づく」

話で終わってしまいました。

次回は、実例を踏まえながら

「価値を伝える」

お話をしていきたいと思いますので、

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ(^-^)

ご質問などは、このメールに直接ご返信ください♪

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