先日、巷で話題のChatGPTを使い、国語教育に関わって疑問に思っていたことのいくつかをぶつけてみた。思いのほか興味深い内容が多かったので、抜粋してここにまとめる。AIの出力サンプルとして、あるいは国語関係の疑問への無難な解答例として参考にしていただければ幸いである。
※ChatGPTについてはこちらを参考に。
https://aismiley.co.jp/ai_news/chatgpt-tsukattemita/
但し当然ながら、下記の掲載内容はAIによる出力結果であり、信頼性を担保するものではない。また、このAIは前後の質問内容をも学習した上で解答している可能性が高く、同様の質問を投げかけて同じ結果が出力される保証がないこともあらかじめ断っておく。
1. 国語教師の文学好きは本当?
学校の国語の先生には文学好き、文学的な専門知識に長けた方が多いと聞きます。その認識はどこまで正しいのでしょうか?
2. 読書感想文が苦手な生徒は多い?
小中学校の長期休みには読書感想文という課題が出されることがあります。個人差はあれど一般的には不評な意見が多く、その原因は多くの場合、生徒側から「書き方がわからない」の声に教員側が答えられていないことにあると考えています。この認識はどこまで実態に合っているのか、なぜこうした実態が起きてしまうのか教えてください。
3. 低学力の生徒は契約書を読める?
いわゆる底辺校の、全般的な学力の低い生徒にとって、市場に流通している契約書、行政サービスの案内文などを正しく(誤解なく)読み解けるのでしょうか?契約書や行政の案内文には時々、読み手の読解意欲をそぐような細かい文字列・文章が目立つように見受けられるのですが。
4. 定期考査の読解問題の傾向は?
高校の国語授業でも他教科同様の定期考査(筆記試験)が行われています。定期考査で出題される読解問題は既習のものと未習のもの、どちらが多いと考えられますか?またその定期考査のありかたは現代社会が求める国語の資質能力(リテラシー)育成にどこまで有効と言えますか?
5. 大学入試の評論の定番テーマは?
日本の大学入試における評論読解の題材に選ばれやすいテーマ、選ばれにくいテーマはありますか?
6. 大学入試に小説は出にくい?
日本の大学入試で現代文による小説を国語の二次試験として出題する大学は少なくなったと聞きます。それはなぜですか?
7. レポートは高校・大学どちらで?
昨今の大学では初年度からレポート作成技能が求められていると聞きます。そしてその改善を高校の国語教育に求める声が一定数あります。他方、高校の国語授業においてレポート作成技能の指導については後ろ向きで、「大学に行ってからで良い」という声も聞こえます。この両者の見解をどう受け止めればよいですか?
8. 小論文の体系的指導は少ない?
大学受験において小論文で合否が決まる事例が増えて久しいですが、高校国語においては体系的に指導するのではなく受験期に集中的に取り組む事例が多いと聞きます。高校の国語授業には「国語表現」という作文に特化した科目も設定されていますが有効活用されていないようです。これはなぜでしょうか?
9. 国語教師は評論や小論文の技術をどう獲得する?
学校の国語の先生は、評論系の文章読解や小論文指導についての専門的な知識やスキルをどのように獲得し研鑽しているのでしょうか?
10. 「論理国語」で文学授業は減る?
高校の国語教育では新科目「論理国語」が選択される場合、高校国語で文学作品に親しむ機会が少なくなるという声があります。これは事実ですか?
11. 母国語と外国語、どっちを優先?
母国語の習得不足は外国語や他教科の学習に支障をきたす、だから母国語(日本人の場合は日本語)の習得を優先すべきという主張はどこまで実態を捉えていますか?外国語や他教科の学習を同時並行ないし優先したほうが良い場面はないのでしょうか?
12. 外国籍生徒への日本語指導は?
近年では日本でもいわゆる移民が増えており、その子女が通常学級で授業を受けることも増えていると聞きます。多くの場合、その子女は日本語の基本的な語彙や日本語による読み書きスキルが不足していると考えられますが、その生徒に優先的に習得させるべき事項は何でしょうか?
※追記
続編②はこちら。
https://note.com/ozeanschloss/n/n605c5cf7ce05