日常_171027_0585

「花屋さんは、平日の夜に行くのが良い」


題名、なんか清少納言っぽい〜〜!って思ったけど、共感してくれる人は多くはないんだろうなと自覚はして、いる。

(当方、清少納言センパイには一方的にお慕いしている者です)


題名の通り。

でも、花屋さんの場所もちょっと関係するかも。

会社の最寄駅が有楽町駅なので、駅前のマルイ1階にある花屋さんにちょっと足を運んだ際にいつも思うことの話。



仕事終わりの人たちで賑わう駅周辺、マルイの入り口にはこれから仕事割で合流して食事にでも行くような人たちが待ち合わせている。

入ってすぐ左手、ハロウィントーンで展開された花や枝物、小物でポップにディスプレイされていた。


紫色、桔梗色、橙色、黄檗色、蘇芳色、、
それらが映えるような漆黒が、ディスプレイ全体の締まりを良くしている。


ハロウィン好き(私の場合、色の感じとか、かぼちゃとかオバケの感じが)として、心が弾む魅せ方。目が楽しい。かわいい。

平安時代で言うと、いとをかし。



私が訪れたのは19時半過ぎ頃。

思った通り、「やっぱり良いなぁ」と実感した。

花屋さんに訪れている人の半分が、スーツを着た男性。
大振りではなく、コンパクトに可愛くぎゅっとまとめられたブーケを手に取りレジに並ぶ。


これからデートなんだろうな。

家に帰って奥さんにプレゼントかな。

何か、お祝い事があるのかな。


妄想が、膨らむ。

プレゼントで花束を選ぶ男性はとても素敵だと思っている。


モノではなくて、枯れてしまうものだけど刹那的で、「今、この時」が1番綺麗で美しく凛とした花々。

共に一緒の時間を過ごす、その時、その一瞬、その空間を彩るもの。


「花束」は渡す相手があってこそ。

「花束」は貰うからこそ、嬉しいもの。


高価なモノじゃなくて良いし、何にしようか悩む必要もない。

レジを済ませ花束が入った紙袋を下げて店内をさっと去るスーツの男性を見送り、「素敵やなぁ」と思いを馳せて私の妄想は終了。

妄想に個人的な願望をプラスアルファするなら、「ちょっと前通ったから、」と言ってクールに何気ない感じで渡して欲しい。いとうれし、だ。



さ、今月は部屋に何を飾ろうか。

と色々と店内を見るものの、最初にざっと見た印象で「あ、コレ!」と思うものが結局いつも買って帰るもの。


あの、うねうねした「ウンリュウヤナギ」

漢字で書くと雲竜柳、うん、かっこいい。キミニキメタ。


そして、合わせてこちらも。

花言葉は「上品」とか「聡明」。

あと「愛され上手」ですか、源氏物語の光源氏ですね。


雲竜柳の花言葉は「素早い対応」

天空の雲かける竜のごとくですか、なるほど、大事なことですよね。

あなたをみる度に「自分はできているかどうか」を、(気持ちに余裕がある時に)問いかけたいと思います。




年のはじめに、「今年のテーマ」を色々リストアップした。

その中で、「花を身近に感じる、自然を感じる生活」と決めたので花瓶を購入。(北欧好き界隈では知られている、デンマークの「ホルムガードフルーラ」

大振りな枝物も良い感じに支えてくれる、良い仕事してくれます。

花屋さんで出会う花の花言葉とか、こういった機会で知ることができて毎回の楽しみのひとつになっている。


花に気づかされ、花に学ぶ。

家で過ごす些細な時間を彩ってくれている。


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