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ごあいさつ

はじめまして。
鉄作家の小沢敦志と申します。東京都立川市にある古い倉庫で、主に熱間鍛造(鍛冶屋さんのように、金属を熱して柔らかくして、金槌で叩いて成形する技法)で作品を作っています。
http://ozametal.com

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ものづくりの進め方には、色々な方法があります。しっかり計画を立てて進める場合もあれば、無計画に…もとい、ひらめき重視で臨機応変に作っていくやり方もあります。鉄素材のいいところは、どちらのプロセスにも柔軟に対応してくれるところ。ちょっとミスってもすぐに修正できるし、それがかえって良い味わいになることもしばしば。失敗作に手を加えて、良作に変えることだって可能です。

大抵のことは受け止めてくれる懐の深い素材なので、僕は鉄を頑丈な記録媒体のように捉えています。制作時の背景や感情、モノや地域にまつわる歴史、関わった人の思いなど、いろんな情報を金槌で打ち込みながら、日記を残す感覚で作品を作っています。アート作品でもクラフト作品でも、その感覚は変わりません。

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鉄に打ち込まれたデータは、時には暗号のように、時には赤ちゃんの言葉のように、他者が読み取るには苦労するかもしれません。現物に触れられれば暗号解読は楽しみに変わりますが、今はリアルな交流が憚られてしまうコロナ社会。それならオンライン上でも作品解読を楽しんでもらえる場を作ろう、というわけで。僕自身も楽しみながら、解読の鍵をそっと忍ばせながら、noteを始めてみます。これからよろしくお願いいたします。

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OZA METALSTUDIO 小沢敦志

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