随時募集中。鉄皿を作ろう!
◯月◯日に開催します!…ではなく、その都度お客さんとスケジュールを合わせて。立川のマイアトリエを活用して、個別対応のワークショップ・プログラムを立ち上げます。他のお客さんと時間や作業場所が被ることなく、じっくりと特別な一品を作り上げるプログラムです。
作るものは鉄のお皿です。直接火にかけて調理ができて、そのまま食卓に置けるやつですね。
材料となる鉄板は、あらかじめこちらで切り抜いて用意しておきます。
丸型(直径22.5cm)とオーバル型(縦20cm,横24.5cm)の2種類から、お好みの方を選んで下さい。
※表記のサイズは取っ手部分含まず。
これを金槌で叩いて皿にしていくんですが、工業製品のようにピシッとした形にするのは至難の技。多分ちょっと歪んだ形になると思います。その「いびつさ」を魅力に変えるためのひと工夫。あらかじめ鉄板を切り抜く段階で、どちらも完全な正円、楕円形でにはしていません。少し歪んだシルエットにしていて、これが叩いた歪みとうまく馴染むようになっています。そんな親切(お節介?)な材料を持って、鉄皿ワークショップのはじまりはじまり。
①火起こしからの鉄真っ赤
コークスという、石炭を蒸し焼きにした燃料があります。ライターで着火することはできません。まず木炭を燃やして、その熱でようやくコークスに火がつきます。火起こしもひと手間かかりますが、そのぶん威力は相当なもの。コークスは溶鉱炉でも使われている高火力アイテムで、今回の鉄皿材料ならば数分で真っ赤に熱され、柔らかくなります。
②熱する→叩く→熱する→叩く。この繰り返し。
③表面仕上げ
やすりやブラシで表面を整えてから、仕上げに油焼きを施します。油焼きとは、使い込んだ中華鍋のような黒ツヤを施す工芸技法。これを覚えると鉄の調理器具のメンテナンスが格段にラクになるし、金属製のヘラやターナーでガリガリやるのも全然怖くなくなります。このワークショップに限らず、油焼きの習得は全力でオススメしたいです。後日、やり方を別の記事で詳しく載せときますね。
④完成!
直火でもIHでも、どちらでもいけます。自らの手で作ったお皿で調理した料理は格別のはず。そして使うたびに深みを増す漆黒の鉄肌は、一生モノにしたくなる魅力があります。
適当な枝を拾ってきて穴に通して、ちょっとシャレた把手にしてみたり。アウトドアにも合いそうですね。
***
所要時間は個人差がありますが、鉄皿1枚あたり2時間くらいです。個別対応のワークショップで僕もずっとついているので、必要に応じてサポートできるのでご安心下さい。以下、本プログラムのインフォメーションです。
◯料金 ¥14,000-(税込)
・鉄皿1枚制作の値段です。1人で作っても複数名で作っても、料金は同じです。
・同日に追加制作2枚目以降は、鉄皿1枚あたり¥9,000-(税込)となります。
◯場所
〒190-0013 東京都立川市富士見町2-16-3 フミキリ倉庫1F
◯服装
・作業中は、汚れても大丈夫な服装でお願いいたします。
・火を扱うワークショップのため、綿素材のものが好ましいです。
・サンダルは危険なためお控え下さい。
・このほかに必要な持ち物はございません。安全保護用にゴーグル、腕カバー、手袋、エプロン等をこちらで用意します。
◯お申し込みは以下の情報を記載し、こちらからご一報下さいませ。
・人数(大人◯名、子供◯名とお書き下さい。合計最大6名までとなります。)
・日時(ご希望日に添えない場合もあるので、複数の候補日をご提示下さい。)
・お車でお越しの場合は、その旨もお書き下さい。
・その他、ご質問等
***
※追記
深めのタイプの鉄皿も新たにご用意しました。ただ、深くすると所要時間や難易度が倍増するので、ワークショップではなく完成品を販売するかたちになります。ご興味ある方はこちらの記事も合わせてご覧下さいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?