ワンランク上の演奏には[手首の浮上]がおすすめ。
モールス信号みたいな平坦な弾き方を改善したい!
万年初心者から卒業したい!
そんな方におすすめしたいのが
「フレージング」。
フレージングとは
スラーで括られてるところの歌わせ方。
例えば
・最初の音の大きさはどうするか?
・クレシェンドはどれくらい大きくするか?
・どこからクレシェンドするか?
・どこの音を目掛けてクレシェンドするか?
などなど・・・
これによって抑揚がつくので
聴いてて心地よい。
そのフレージングでも
最後の音を静かに弾くのがオススメ。
途中があまり変化がなくても
最後の音を納めるように弾くだけでも
かなり音楽的な感じになる。
その時に必要なテクニックが
[手首の浮上]。
ピアノアドヴェンチャーの言葉だと
[筆の動き]。
これが使えると
自然に音楽表現ができる。
でもこの[手首の浮上]。
最初は上手くいかない・・・
よくある現象は
・軽すぎて音が鳴らない
・打鍵スピードが遅くて音が鳴らない
・手首は上げてるけど指先に必要以上に重さがかかり、かえって大きな音になる。むしろキツイ音になる
などなど
これの
主な原因は
・[腕の重み(しなり)]の未熟
・手のフォームの崩れ
が多い。
今日の生徒さんもコレだった。
この生徒さんの場合、
・[腕の重み(しなり)]はOK。
・[手のフォーム]が崩れる。
手の崩れの主な原因は
手首支点で弾いてないから。
指支点になる
→必要以上に指先に重さがかかる
→第1関節が凹む
第3関節支点になる
→必要以上に手のひらに重さがかかる
→指の付け根が凹む
などなど
原因は複数ある。
一気に解決するのは難しいけど
・バランスのとれた指先
・手首支点の感覚
を確認。
すると小さな音は鳴らせた。
今度は腕を横にスライドさせながら
手首浮かせるんだけど
今の段階では
進められないので
コレでしばらく様子見。
ホント、たった1音なのに
こんなにテクニックを使ってる。
なので
・音楽的に弾きたい!
・速く指を動かしたい!
という場合は
各テクニックを分解してから
一つずつ習得するのがおすすめ。
逆に、
一つずつテクニックを習得してきた生徒さんは
レッスン内で弾けることが多い。
あとはそれに慣れるための練習をするだけ。
「できない…どうしたらいいの…?」
はないと思う。
テクニックも積み重ねだ。