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テクニックは分けて習得するのがおすすめ

大人再開生徒さん。
随分テクニックが良くなった。

といっても
まだ初めて1年なので

「スラスラ指が動く」
という技巧的なテクニックではなく、

その「スラスラ指が動く」ための準備。


ピアノを弾く時
色々な弾き方(タッチ)があるけど

まず目指したいのは
腕の重みを感じた弾き方だ。

というのも
ピアノを弾く工程をざっくり分けると

1、鍵盤に手を置く
2、弾く直前:下向きへ腕を落下させる
3、弾く瞬間:指先で支える
4、弾いた後:すぐにリラックス


基本、この繰り返し。


ピアノアドヴェンチャーの言葉だと
2、弾く直前:うでのおもみ

3、弾く瞬間:丸い手の形、しっかりとした指先

4、弾いた後:うきあがる手首(レベル1)

(全音楽譜出版社HPより引用)

もちろん
1のためには
→座り方

2のためには
→腕を一旦上へ上げる
(しならせたいから)

3のためには
→手の固め具合

などなど
他にも必要な要素はあるけど
ざっくりいうとこんな感じ。

その中でも今回は
2、腕のおもみ

これは腕の落下運動を使う。


よく「脱力が大事」って言われるけど
じつは完全に脱力してるわけではない。

完全にフニャフニャしてたら
3の弾くができないし
そもそも座ることもできない。

この腕の落下運動も
完全に脱力してるわけじゃないし、

次に弾く音によっては
手を固めることもある。

大事なのは
「今、どこで支えてるか?」の感覚。
(この話はかなり難しいので割愛する。)

そして実は
この[落下運動]をつかう場面はかなり多い。

和音は基本、この[落下運動]

スタッカート
[落下運動]を応用させたものが多い

●指の関節を使わず
[落下運動]だけで弾く曲も多い。

●譜読みの時に必要な
手元を見ないで弾く鍵盤感覚
[落下運動]を使うと習得しやすい
(指先が鍵盤から離れにくいから)

ポジション移動もこれを応用させて
横へ移動しながら[落下]させると
スムーズだしミスも少ない。

と、かなり便利なテクニック。


そうそう!
重要なのが!!

「ボーン🎵」って響くので
聴いてて心地よい。


もうこの腕の[落下運動]があるだけで
弾けない原因の半分くらいは
解決するんじゃないかな・・・?

とも思う。
(科学的根拠はない)


というわけで
今日の生徒さは
腕の重みを感じた弾き方ができて

「あ、響きますね🎵」
と帰られた。


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