見出し画像

江戸前を食すまでを逆回転_穴子編

江戸前の穴子を釣って食すまでを逆時系列レポート。
調理→釣る→仕掛けを作る&買う→船宿を予約する。


穴子の白焼き。
塩、料理酒をふり、常に常備している自家製かえし(醤油+みりん)にくぐらせ、魚グリルで7分ほど焼く。


穴子の天麩羅。
塩、料理酒をふり、小麦粉+米粉 → 小麦粉+米粉+卵 の順にくぐらせ、油(米油+太白ごま油少々)で180度くらいでカラッとサクッと揚げる。 ※太白ごま油を入れると天麩羅屋っぽい感じになる


海へび系特有の“ぬめり”には毒素があるらしいので包丁で削ぐ。(毒のぬめりで敵から身を守っているらしい)


熱湯をかけると“ぬめり”が白っぽく浮き出てくる。


身、骨、内臓。骨抜きにされたので、1尺5寸くらいあったのにだいぶ縮んでみえる。 ※1尺5寸=約45cm


キャビンの小窓からのぞいた景色。行き帰りは超高速で走るため、船長よりデッキにいると海水がかなりかかるのでキャビンに入ってください、との指示。


釣った穴子は、船宿のお兄さんが手際よくさばいてくれる。鰻と同じく目を貫通させつつ、まな板(木っ端?)に釘を打ち腹開き。


暗くなってから21時くらいまで、横浜の方角でずっと花火が上がっていた。週末の夜の東京湾で釣っているとだいたい花火が観える。
後半、船長お手製の夜食(うどん)が提供。船運転しながらうどん調理って手際がすごい。


今回のエリアの水深は10〜20m程度なので、2000番のスピニングリールに2号のPEライン。ロッドは1.8mの先調子。(500円でレンタル可)
穴子の釣り方の基本は、イソメ1匹まるごと縫い刺ししたエサを使用し、重りを底につけたり倒したりと繊細な動きの繰り返し。また、仕掛けを底に着けてあまり動かさず、食わせる時間をとるのも重要らしい。コマセを使って常時しゃくるアジやはたきを入れるカワハギとかの釣り方とは全然違って、超地味な作業。

まわりの常連っぽいおじさん達の釣り方を見ながら、船の揺れに耐えつつ微細な誘い方のコツをだんだんつかんできた。

気分を変え、重りを両天秤型(写真左)に変えたとたん、カツッときたので2秒くらい待ってしっかり食わせてから、1mくらいあわせて取り込み成功。尺越え2匹。しかも自作アイナメ鉤の仕掛けで釣れた。背びれがきらきらしていて、太刀魚を思い出す。
周りの人々は、数は出ているけどだいぶ小ぶりのよう。キープバケツには、他の魚と違って海水をほんのちょっと入れておけばよいとの事。


かなりの高速で30分くらいかけて横浜くらいまで北上。


金沢八景から日が暮れる少し前の17時に穴子乗合船へ乗船。今回は12人前後と広々。


カワハギ釣りの時に買って残ってた25号の重りが使えるかもと、白とピンクにアクリル塗装。


買った仕掛けを見ながら自作。赤いアイナメ鉤11号に蓄光のパイプやきらきら光るビーズなどを通し、5cm程度にまとめ、ヨリ戻しとスナップを接続。ビーズ類はカワハギ仕掛けを作った時と同じものが使用できた。


模様、ロゴ、コピーがバラバラなのも含め、上州屋の袋かわいい。うろこと橋と波、トリプルミーニング。


東京湾ではGW終わり〜梅雨前まで穴子が釣れるという事で、江戸前の穴子釣りへ。
船宿は金沢八景駅から徒歩5分の「市之瀬丸」さんに決定。五目釣りで行った事があり、設備も良く楽しめたのでリピート。ちなみに女子供は乗船料がかなりお得価格。
船宿のWEBサイトでは判別出来なかった事項(使用できる天秤の種類、水深)をヒアリング。→天候が良さそうなのが確認できる3日前くらいに予約。

予約の後は穴子の仕掛けを購入。
20〜25号のシンカー(タックルベリーにて中古良品を見つけた)、
ビーズ付きの12号丸セイゴ、シンプルな11号アナゴ鉤
あと1mくらいのリーダー、ケミホタルも必須。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?