5W1H?
5W1H
意味を聞かれたら、みんなこう答えるだろう。
聞かれたので、私もこう答えた。
「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)です」
「違うんだって、正解は、なぜ(Why)、なぜ(Why)、なぜ(Why)、なぜ(Why)、なぜ(Why)、どのように(How)」
世界はWhyで満ちている
ーー「子供の頃から、色々なことに興味をもつ子供でした」
クリエイターの常套句のようなこの言葉。果たして今私はどれくらいのものに興味を持っているのだろうか。
そんなことを考えながら、最近読んだ方が良いとおすすめされた1冊の本を読む。
「なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本 」(略して、なんクリ)
本の帯に書いてある言葉と同じことを思う。私は企画のことなんて、何も分かっていなかった!
「企画をする人」と言われて、どんなことを想像するだろうか。大抵の人は「イベントを考える人」「CMを考える人」など。クリエイティブの世界の人を示すだろう。
それは誰?「企画をする」職業は曖昧なのだ。
では、企画をするということを説明するときに、あなたはどんな言葉を使うだろう。漠然と、その職業はただの例にすぎない。ここで大学時代から感じている思い。
“日本は見えないものにお金を払いにくい”ということ。
「デザイン学んでいるなら、適当でいいからこのチラシ作ってよ」
アルバイト時代によく言われた言葉である。デザイナーならば、誰しも経験したことがある。
目に見えないのだ。
形がないのだ。
何にお金を払う?
でも、私はそれを学んでいた。
社会に出て、それを武器にして生きて生きたい。本質的で面白く良い考えをどれだけ最高の形でアウトプットできるのか、私の人生にはそれが試されている。
実は企画やデザインなんて、誰にでもできてしまう。イライラすることもある。説明できないもどかしさと、伝えるコミュニケーション能力の無さ。
いつか私はデザインの価値をもっと上げたいと思っているが、そのためには力がまだまだ足りない。
じゃあどうやってその思考を考えるのか、思い返せば、実は具体的な方法は記憶の彼方へ行ってしまっていたことに気付く。
Whyが足りない。
物事の本質的な部分に気づけていない。
(この本にはもっと詳しく、良い言葉が書いてある)私が立ち戻ったのはWhyだった。世界はこんなにも未知なのに、どうして私はこんなに考えてなかったのだろう。
みんなが気付かないことをやりたいと思いながら、物事を1つの側面でしか見ていない。なぜ?なぜ?なぜ?
1つのことに気付けば、また他のことが目につく。知っていることからしかアイディアは生まれないし、生きてこない。
知りたいということ
知らないということ
知ることを楽しめるということ。
「昨日思いつかなかったことを思いつく努力をせよ」
どこか良い気持ちになって、学んだからと言って、真っ白な気持ちを忘れていた。(よく聞く言葉ですね)
成長し続けしなくては、クリエイティブの世界では自分は意味が無くなってしまうのに。
きっかけを見つけたら、あとはそこから積み上げるだけなのかもしれない。まず日々の生活から広げよう。
Why1つからきっと10も100も物語は広がっている。
▷「なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本 なんクリ」
-福田 敏也 講談社 2014-10-30
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