確認ができない部下
わたしには入社2年目になる部下がいるんだけど、何度言っても「確認」ができない。
お客様から注文を承るとき、
第三者のスケジュールを調整するとき、
他部署の人と連携をとるとき、
取引先に折り返し連絡をするとき、
事務作業でイレギュラーが発生するとき、
日常の些細なことから他者を巻き込む面倒なことまで、毎日いろんなヒト(モノ)と関わりながら仕事をしているはずなのに、
何においても、とにかく確認をしない。
というか、できない・・・?
問題が発生したとして、立場上わたしが注意しないといけないってことが多々あるんだけど、いつも着地は「なんで確認しないの?」になる。
事前に聞けば良いのでは?と思うし、相手には「確認してから返答しますね」とひとこと言えば済む話なのでは?と思うけど、
その場で回答しないと気が済まないのか、面倒くさいのか、自分の考えに自信があるのか、
よくわからないけどとにかくその場で適当に対応する癖が治らない。
自分で判断して適切な答えが導き出せるならまだわかる、こっちだって何もかも聞けとは思わない。
でも、まだ判断するだけの知識も経験もないのに、どうしてまわりに聞かずに正しい対応ができると思ってしまえるんだろう?
その自信は一体どこから・・・?
どうして確認しないの?と聞くと、
・たぶん大丈夫かなって思いました
・なんとなくいけると思いました
っていう、仕事なめてるなーと思う返事の時もあるんだけど、
「自分がアクション(声をかけるとか)を起こすことによって、相手の手が止まる(思考を止める)ことが申し訳なくて、、」という理由から、とにかく"イエスマン"になることを選択している場合がめちゃくちゃ多くて、
そういう考えがわたしにはまったくないから、理解するのが難しい。
とは言え、"自分と違うから、理解できないから"という理由で他人を否定したくはないので、
じゃあどうして確認ができないのか根本的な原因を考えてみようよ、と今は部下と話している。
・すぐに「できます」と答えないことで相手に嫌われるのではないかと不安になる
・「確認します」と答えることで、各所に確認しなければならなくなり、自分の時間がとられることが嫌
・相手の行動を遮ることで、何か言われるのではないかとこわくなる
・そもそも対人コミュニケーションが得意ではない
・苦手なタイプの人間がいる(男性が苦手とか、たくさんしゃべる人が苦手とか)
・誰が、何が、いま起こっている案件に関わっているのか把握していない
・「自分はできる」という根拠のない自信を持っている
こんな感じで想定できることはいくつかある。
でも、これはあくまでも想定だから、本当の理由がわからないことには解決できない。
自分ができることを、できない人に対して教えるって、難しいですねえ。
ちょっと話が逸れるけど、MBTI診断で、
わたしはENTJ(指揮者)、彼女はINFP(仲介者)という見事に異なる性格タイプ。
だからなにってことでもないけど、わたし達は、よく日常会話の中で「性格タイプが出るよね〜」となる。(2人ともこの診断が好きで、あの人は絶対〇〇タイプ!などと盛り上がったりしてる。笑)
ENTJのわたしは、自分の意見や考えをまわりに伝えることが得意な方だし、基本的にいつも思考がまとまっているので、主張が簡潔。
INFPの彼女は、とにかく目立たずに過ごすことを望んでいて、自分の主張によって誰かに影響を与えてしまうことが嫌で、そっと存在することを好む。
だからこそ、"わたしのやり方"では彼女の抱える問題や悩みを解消できないと思っている。
それは彼女にも日々伝えている。
たぶん、わたしが当たり前のようにやっていることが彼女にとっては難しい場合もあるし、
彼女の当たり前がわたしにとっては異例だと感じることもあると思う。
入社2年目を迎えて、やれることが増えてきているからこそ、ひとつでも多くの業務をまわりのサポートなしで任せられるように成長してくれたら良いなと思う。
その実現のために選ぶべき最適解を常に考えていきたいし、そこはブレずにやっていきたい。
後輩や部下を育てている皆さん、いっしょにがんばりましょうね〜〜!!!
P.S.職場には同じENTJの人がいるんだけど、意見がバチバチにぶつかることが多々あるので、同じタイプなら仕事がスムーズ、というわけでもないですね。笑