【風紋 127】故郷
後付けされる前を知っている土地に身を置くと、吹きつける風が余計なものを取っ払って歪みも含めて自分がどんな形をしているのかを鏡越しに見せつける。歪なものは歪なまま形が収まる場所に置いてあげれば、きっと誰かの目に止まるかもしれないし、そうでなくとも居座れるだけでありがたい。自分の形を美しいと言えることから始まる。
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後付けされる前を知っている土地に身を置くと、吹きつける風が余計なものを取っ払って歪みも含めて自分がどんな形をしているのかを鏡越しに見せつける。歪なものは歪なまま形が収まる場所に置いてあげれば、きっと誰かの目に止まるかもしれないし、そうでなくとも居座れるだけでありがたい。自分の形を美しいと言えることから始まる。
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