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【風紋 130】乾いた心に注ぐもの

『ナミビアの砂漠』の物語の起伏があまりないにも関わらず鑑賞強度の高い作品作りに、やはりもう河合優実しか引き受けることのできない表現がこの世に存在することをまざまざと見せつけられる。魂友ぐっちと消灯珈琲でじっくり低温で確かな熱を巡らせたのは、自分の魂の形を正確に捉えられている証拠だと思う。店主のサチヲちゃんとプリンアラモードの語源を調べて笑い合った瞬間的なものを、走馬灯のエンドロールに流せるような日々確かな積み重ねを。

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