椅子とめぐる20世紀のデザイン
籐を使ったり曲木の技術を進歩させたり
天然素材の限界にある意味縛られていた椅子のデザインにおいて、
金属のパイプの使用、というのは革命だったらしい。
言われれば「なるほど」。
戦時下で負傷兵の骨折の添え木から合板を曲げる技術が発展した、とか
飛行機のシートを作っていたところからヒントを得た、とか
デザインの考え方が、政権の戦争への考え方と直結していた、とか
そういうキャプチャーを見て、
“素材も技術もデザインも、
社会と密接に関わっている”という
当たり前のことを再認識させられた。
とにかくキャプチャーがとても充実している展覧会。