言葉のないコンテンツは疲れるけど大切だ
先日、娘とバレエ観劇をした。
バレエは、言葉がない舞台である。
バレエ舞台にはセリフがない。踊りと表情で、全てを表現するのである。
こういうのに慣れてないからなのか、観る側はめっぽう疲れる。話のストーリーはだいたい頭に入っているが、登場人物や話の細かい流れまではわかっていない。
そういう場合、舞台を見ながら、この人は何故怒ってるんだろうとか、なにを慌ててるんだろうとか、悲しそうだなとか、表情や動きから想像する。言葉になっていない分、いろいろ考えたり、感じたりする。
普段、私達は本や映画など、言葉主体のコンテンツに慣れ親しんでいる。
最近だと、いつでも好きな番組、動画も見れるし、ネットには言葉の情報が溢れている。
バレエ観劇のようなコンテンツは、言葉がない分、それを自分の中でいろいろ感じ、想像し、処理する必要がある。そういうのに慣れてないと、ストレスに感じてしまう。
情報に溢れた社会で、言葉主体に慣れていると、言葉にならない感情があること、正解のない自由な想像を、私達は忘れてしまう。
全て言葉にしなくていいんだ、そのままを感じ自分の想像を働かせよう。
たまには言葉の世界から離れることも大切かもしれないと思った出来事であった。
と、また言葉にしてしまった。
いじょう!
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